名もなき毒(宮部みゆき)★★★★☆
またもや、妻が借りた本の横読み。
さすがにうまい。ぐいぐい読ませる。特に前半。と言うか全体の80%ぐらいまで。
思うに、小説なんてものは、芝居の台本みたいなものでいいのだ。台詞と情景描写だけでいい。聞こえるものと見えるものだけでいいのだ。思ったことや考えたことなんて、エッセイや論文でやってくれってんだ。
という意味で、これはかなりいいねえ。でも、どれだけ心を動かされたか、という点で★マイナス1とさせていただきます。
- 作者: 宮部みゆき
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2006/08
- メディア: 単行本
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