ヘッドフォンの修理

マックスバリュの帰り、右の音が断続したかと思ったら、もうそれっきり出なくなった。どうせプラグが抜けかかったんだろう(そういうことはよくある)と思い、いじってみるがダメ。接触がわるくなったのか、とも思い、ぐるぐる回してみるがそれでもダメ。抜き差ししてもダメだった。
こんなことでは家についちゃうよ、と思っていると、本当についてしまった。
ヘッドフォンではなく、スマホのほうがいかんのかもしれんと思い、別のイヤフォンでためしてみるとちゃんと右からも音がでる。念のため当該のヘッドフォンをPCにつないできいてみると、やっぱり右からの音はでてない。
どうせコードがプラグ近傍の内部で断線しているんだろうと思い、ゴニョゴニョやってみるが反応なし。このヘッドフォンは、プラグのないのをひろって自分でジャンクのプラグを取り付けたものである(またもやマイクロはんだづけ - 主夫の生活)が、はんだづけ部分は接着剤で封じ込めてあるので(あそこを絶縁する - 主夫の生活)、はんだづけ部分は大丈夫だろう、ということで。
そこで、ヘッドホンを頭につけたまま、たびたびスマホを落とすこともあったので、それにスマホは以前使っていた(ということは今は使っていない)MP3プレーヤ(「MP3プレーヤ」の検索結果 - 主夫の生活)にくらべてだいぶん重いので、コードの反対側の接続部分、つまりスピーカ側が切れとれせんか?を疑ったのだ。
そこで、スピーカ部の外側のカップ様の部分をはずそうと試みたのであるが、これが、なかなかどうして、はずれない。
そこでなにを思ったか、またもやコードのプラグ近傍を、こんどはかなり強力に爪で圧迫してみたり、直角以上に折り曲げてみたりしたら、なんか一瞬音がでた。
おお。一瞬でいいのだ。一瞬でも音が出れば、そこがアカンという証拠なのだから。
ということで、またもやマイクロはんだづけとなったのであった。
毎度のことながらコードもプラグも極性がわからず、あらためて調べることに。
コードについては、ひょっとしてこれ〈主夫の生活〉に書いてあるかもしれんと思ったが、〈またもやマイクロはんだづけ - 主夫の生活〉には、“右も左も同じ[緑]と[クリア]で、どっちが右でどっちが左かわかんなかったので(プラス/マイナスもわからなかったけど[クリア]がマイナスだろうということで)、テキトーにつないだら反対だったので、つけなおしました”とかいてある。これではわからない。

じつは、“右も左も同じ[緑]”というわけではなく、[緑]と[青]であった。
色のちがいまでは、わっかるかな〜わかねえだろうな〜
前回は“テキトーにつないだ”ということだったが、今回は事前にたしかめた。テスタを抵抗計にしてプローブをあてればガリっと音がでる。そんな簡単なことなのに、なぜ前回はやらなかったのか。
今回はちゃんと書いておこう(前回は“右も左も同じ[緑]”と思っているので書きようもなかっただろうが)。
[緑]が左、[青]は右
なんか、沖縄でクルマが左側通行にかわったときの具志堅用高の広報CM(商業的じゃなくてもコマーシャル?)みたいだぜ。
[緑]は〈Green〉で〈R〉がつくから〈Right〉、[青]は〈Blue〉で〈L〉がつくから〈Left〉って予想したんだが、ハズレだった。俺はふだん、赤白の場合、[赤]は〈Red〉で〈R〉がつくから[Right]っておぼえてたけど、これはいかん。逆だ。これから、このパターンでおぼえれんくなる。
プラグの極性はWikipediaで調べればわかるからいいんだけど(フォーンプラグ - Wikipedia)、いわゆる〈ワンストップ〉ですむように、ここにも書いておこう。
ジャックに挿しこむ棒のほうは、先っちょから、左→右→アース。導線との接続部分(まるで氷山の海面下のようなところ)は、その構造を想像すればわかるが、やっぱり、先っちょから、左→右→アースとなる。ちなみに、ジャックに挿しこむ棒のほうのまん中、つまり〈右〉の部品は、〈Ring〉と言うらしく(形で思い出せる)、〈R〉がつくので〈右〉と結びつく。
今回は、いままでで一番いい仕上がり。

コードのプラグ近傍で応力集中が生じないように熱収縮チューブは長めにした。
拡大してます
どうもアース線がはんだ付け部直近(そこがいちばん応力が集中しそう)で切れてたみたい。接着剤で固めてあったけど、軸方向?(コードの長さ方向)にかかる力(スマホを落としたときにかかる力)に対しては、無力だったんだなあ。アース線のはんだ付け部がいちばん遠いので、テンション高いんだよね。左右のホット線は余裕あるけど。そこまで考えて、導線の長さを3段階に変化つければいいんだけど、またパッツンと切りそろえちゃったよ。まあ、こんどまた機会があったらそうするだ。