採掘場へいく

下の子を愛知池に送ることもこうたびたびだと少しあきてくる。どうせそのへんまでいくのなら、もう少しあしをのばせばちょっとしたワインディングロードがあるのではないか?と思ってGoogleマップで見ていると、近くになにやらへんてこなところがあった。

より大きな地図で 愛知池周辺 を表示
青い目印が愛知池、赤い目印がへんてこなところ
拡大してみると、露天掘り鉱山のようだ。瀬戸に近いところなので、たぶん陶磁器の土だと思う。
実際いってみると、まず道はほとんど未舗装ででこぼこしており、大きなタイヤのダンプならへいちゃらだろうが、軽の12インチではちと心配。腹こするんじゃないかって。それに道からじゃ視界がかぎられていて、Googleマップを見て想像できるような寂寥感は感じられなかった。ただし、自分以外のクルマもほとんどなく(俺がすれちがったクルマはダンプ1台だけ。あととまっていたダンプが1台)、不安感はそれなりにあった。まあ、クルマが少ないのは、ありがたいことではあるが。たしかにワインディングロードでもあるし。



そういえば、高校1年のころ、俺が「珪砂がほしい」と言うと、NTが「俺んちの近くでとれるところがある」というので、M氏と一緒にNTの案内でとりにいったことがあった。が、いった先は「なんちゃら鉱山」みたいな社有地っぽいところだった。「とれるところ」というのは「採れるところ」ではなく「盗れるところ」だったのだ。
高校生が出かけられるということは日曜だったっと思うが、入り口にチェーンがわたしてあって、「こんなとこ入ってええのか?」と聞くと、NTは「かまわんかまわん」とか言ってズンズン入っていくので、わざわざ案内してもらっとる身でもあり、せっかく来たんだからという気持ちもあり、やっぱりほしいという欲もあり、少しぐらいいいだろうという甘えもあり、チェーンをまたいで入っていって、どうだろう茶筒に1本ぐらいもらってきたのだろうか。もう35年以上もまえのことだ。時効だろうが犯罪にはちがいないわなあ。