朝から自転車を回収

なんか「朝から〜」というの、多いね。
まあ、それはいいとして…
きのう上の子が模試で、場所は名工大なんだけど自転車でいってはいけないということなので、いつものように金山から自転車に乗って、鶴舞図書館においておいてそこから名工大まで歩くという行きかたをした。鶴舞図書館には学校の帰りによくよるようで、そこにとめるのはそれほど特別なことをする感覚ではなかったと思う。
模試がおわって、鶴舞図書館まで歩いてきてさあ乗ろうとしたら自転車がなかったらしい。友達とさがしたらしいが見つからなかったようだ。
けさ、「警察に届けとかなかんよ、でもけっこう元あった場所にもどってきとったりしてな」なんて、話をしていたのだ。じつは俺も高校のときそういうことがあったのだ。
で、学校にはとりあえず家にある自転車でいくことにした。このまえ下の子が愛知池に乗っていってパンクした自転車である。



土曜日に、自転車で、愛知池までいったのはいいが、スタート地点まで移動するのに堤体の上を自転車で走った。そのとき、草におおわれて見えてなかった縁石(ブロックのようなものか?説明を聞いてもよくわからん)にぶつかったらしい。それからしばらくして、艇庫の方に自転車でもどろうとしたら、空気が抜けとったんだと。
んなら原因はそれにぶつかったことにちがいない。
まあ、そんなわけで、帰りは俺がむかえにいって、子どもと自転車をのせてきたのだ。それがもう午後6時ぐらい。
それで
「あしたはどうやって行くんだ?」
と聞くと、
「あしたも自転車で行きたい」
と言う。
ならば、パンクをなおさなければならない。
夕飯食って、しょうがないなあと車庫に下り、タイヤからチューブを取り出して空気を入れてみたのだが、入らない。まるで入らない。
見ると、でっかい穴が開いている。まさにパンクした穴だ。破裂した穴だ。
こんなでっかい穴だとうまくパッチでふさげないかもしれないなあ、と思い、たまたまあった同じサイズのパンク修理済みのチューブと交換することにした。
タイヤにセットして、空気を入れてみる。ぐんぐん空気が入っていく。しめしめ、ちょろい仕事だったぜ。といい気になって空気を入れていたら「パンッ!!」と大きな破裂音が。あかんわ、チューブがねじれとったんだろうか?
チューブをとり出してよくよく観察してみると、最初のパンク穴と同じような場所だ。ということは、タイヤのそのあたりになにか原因があるのだな?と思って、タイヤの裏側になにか刺さったままになっとれへんかどうか手でていねいになでてみたがそれらしきものはない。
チューブが2本ともパンクしちまったので、大きい穴だから…とか言ってられない。とにかく大きくパッチを切りとって貼り付ける。チューブがねじれないように慎重にタイヤにおさめ、チューブがねじれていても気づくように慎重に空気を入れていく。
すると、あれれ?タイヤが変なふうに変形してきたぞ。と思っていたら、横っちょのところがプックゥ〜とふくらんできたではないか!あわててバルブのネジをゆるめて空気をぬき、3度目のパンクはかろうじて回避できたのだった。
そうか、タイヤのサイドウォールに穴があいていたのだった。パンク穴の位置がチューブの外周沿い(トレッド側)のように見えてたので、そんなことこれっぽっちも考えなかったよ。
そのタイヤは、サイドウォールが布だけでゴムが引いてないいわゆるひとつのオープンサイドというやつで、もうすでにその二重になっている布の外側の部分はすり切れていたんだ。つまり、薄くてしかもすだれ状の布1枚でチューブを包み込んでいたというか押さえ込んでいたんだな。それが、縁石かなんかにぶつかったときにこすれたかなんかで破れちまって、そこからチューブが脱腸のように出てきて破裂、っていうわけなんだきっと。
というわけで、おなじく、オープンサイドのタイヤでサイドウォールの布の外側の布が破れたために交換して捨てずに置いてあったタイヤと交換したのだった。
それで次の日は愛知池までいって、帰ってこれたのである。ちょうどその日(つまり日曜日、30日)俺はY氏とK氏と3人で、Y氏のオンボロBMWを駆ってせせらぎ街道で紅葉を見て五平餅を食うというツアーに出かけることになっていた。子どもはたしか8時半に愛知池集合で、俺たちはたしか9時にY氏の家集合で、Y氏の家を出発するまでには子どもから電話がなかったので、{どうやら無事たどりつけたようだな、よしよし}と思っていたんだが、ちょうど子どもが愛知池から帰るころに、じつは俺の携帯電話は電池が切れている、ということを発見したのだ。電話がなかった、のではなく、電話をしたけどつながらなかった、のかもしれない。帰りになにかあって電話しても、これは確実につながらない。かもしれない、ではない。まあ、連絡がとれないときはテキトーなところに自転車をおいて電車かなんかで帰ってこやあ、とは言ってあったが。
と、心配しつつ家に帰ると、下の子はすでに家にもどっていた。ちゃんと自転車でいって帰ってこれたようである。


上の子の話にもどるが、その自転車で学校へ行く、と言う。まあ、愛知池までいって帰ってこれた自転車だからだいじょうぶだろう、とも思ったのだが、明るいところでタイヤをよく見ると、サイドウォールのところどころから小さいながらもチューブがふくらんで見えている。ヘルニアになりかかっているのだ。よくこれで愛知池までいってこれたな、って感じだ。でもあんな遠いところまでいってこれたんだから市内だしだいじょうぶか?とまるで予測のつかない状態での出発だった。
すると、30分ぐらいすぎたころかなあ、電話があって、パンクしたと。地下鉄の瑞穂運動場西のあたりで。
あとで聞いたら、「パン!」と大きな音がして、ガタガタガタとなったらしい。バス停にいたおっさんがびっくりしてふり返ってたって。
そんなわけで、俺は洗濯物を干し終え次第、自転車の回収。家について、チューブを見たら、このまえのときと同じような破裂型(針穴のようではなく放射状に裂け目のある)パンク穴でした。
ところで、わが家には、じつはまだ1本そのサイズのタイヤがあるのだった。I家からもらったごっついMTB(Jeepブランド)についてるやつだ。前輪のはすでに、このお話の主人公の自転車(GiantのMTB)の後輪で使っているのだ。このまえも、その後輪についているタイヤを使おうとも思ったのだが、後輪をはずすのは面倒だから(それほど面倒でもないけどすでにはずしてあるタイヤを使うこととくらべれば)ということで、使わなかったのである。もう、夜だったし。
しかし、もうそんなことは言ってられない。
後輪のハブ軸ナットを外しにかかった。しかし、回らない。潤滑剤をスプレーして、しばらくおいてやってみてもダメ。
これだけよく自転車をいじるのに、ハブ軸ナットに使う15ミリのレンチがないんだよね。そんで、モンキーレンチでやってるんだけど(普段それで困ることはない)、あかんわ。ピッチピチに口を合わせといても、グイッとやると空回りしてまう。しょうがねえから、近所のダイソーいって、13-15ミリのめがねレンチがあったので、これ便利だな、とも思ったんだが、すでに13ミリのコンビネーションレンチをもっていたので、15ミリのコンビネーションレンチを買ってきて、それでやったら、、、まわりました。たいしたもんです。それにしても、こんな立派なしっかりしたピカピカのコンビネーションレンチも105円で買えちゃうなんて、ありがてぇよなあ。
タイヤも前後ともガムサイドになってもう安心だ。ついでに、ブレーキワイヤもアウタチューブが割れていたしワイヤも何本か切れてささくれてよじれてた(動作はしてた)ので、それもI家にもらったMTBのと交換したぜ。これで当分はいいだろう。
あ、そういえばこのお話の主人公の自転車(GiantのMTB)もI家からいただいたもの(I家はO家からもらったはず)だったんだ。考えてみればI家からいただいたものって、ものすごく多いよなあ。感謝です。


ああ、大事なこと忘れとった。
上の子の自転車、出てきました。と言うか、ありました。元あった場所に(鍵もかかってたって)。友だちが鶴舞のあたりに住んでいて、朝見たらあったんだって。それで、電話もらって、瑞穂運動場西から地下鉄で鶴舞へいって、必死こいてこいだら、学校にもまにあったらしいわ。よかったよかった。