『ハチはなぜ大量死したのか』 ローワン・ジェイコブセン(著)中里京子(訳)福岡伸一(解説)★★★★★

ハチはなぜ大量死したのか

ハチはなぜ大量死したのか

良書である。ともすれば攻撃的になりがちな内容だが、抑制がきいていて、顔をまっかにしてわめきたてるような感じがなくていい。そしてユーモアも忘れていない。
農業のこととか、生態系のこととか、いろいろ考えさせてくれる。そして、自分も蜂を飼ってみたくなる。実際ハチミツは買ってしまった。
知らなかったことだらけで、それも俺にとってはよかったと思える一因ではある。ただし、ほとんど覚えていないだろう、とは思う。