Y氏と近場ツーリング

で、猿投神社その他へいく。
猿投神社なんて、去年はしょっちゅう愛知池へ下の子を送ってっとったので、そのついでにちょちょっといけるところ。実際、土砂崩れで通行止めになっていていけなかったけど、“そのついでに”行こうとしたときがあった(2011-12-17 - 主夫の生活)。愛知池まではわが家から30分かからない。猿投神社ならそこから15分ぐらいでいけるんじゃなかろうか。
と思っていたら、まず、土砂崩れではなく[道路崩落のため]だった。まあ、たいしたちがいはないが、上から落ちてきてるのと下に落ちていってるののちがいはある。後者のほうが重篤だな。前者なら乗り越えていける場合もあるだろうから。
そして、いまGoogleMapで調べたら、わが家から猿投神社までは59分だった。つまり愛知池から30分ぐらいかかるってことになる。
いずれにせよ、緯度的にはわが家とY氏宅とのちょうど中間あたりになるので、待ち合わせのために、わざわざ俺が長久手くんだりまでいくことはなかったのだ。譲歩しすぎだな、というか、そんなこと昨夜電話もらったときには全然考えてなかったのだった。
今後は、わが家とY氏宅をむすんだ線分の中点と目的地をむすんだ線分上の任意の点を待ち合わせ地点にすべきだろう。今回の場合なら、国道302号線原一丁目交差点ぐらいかな。302は、今や山手通りにかわる、わが家とY氏宅を結ぶ重要幹線道路だからな。
さて、あまりにもあっけなく猿投神社につき、昼飯を食う。
境内で食いながら発見した。
なんかトッキントキンになっとる。立ち枯れした樹木の樹冠部だろう。
あいかわらず解像度のサイテーなスマホのデジタルズーム写真である。
そして、鳴いている複数のカエルがずーっと鳴いているのかと思うと、すべてカエルが鳴くのをやめ、一時的に静かになるときがあるのを発見した。
きっと、ずーっと鳴きつづけて疲れたので鳴くのをやめるんだけど、だれかが疲労回復してふたたび鳴きはじめるので、出遅れてはならじとあとにつづき、そいでまた一斉に鳴くことになるのだろう。あるいはその場にいるカエルのすべてが鳴いているわけではなく、テキトーに鳴いたり鳴かんかったりしているので、たまたまだれも鳴いてないときがつづくのかもしれない。
そんなことを考えながら猿投神社はあっけなくおわったので、もうすこし奥までいってみるとこにした。
するとそこは、舗装された登山道のようで、ハイカーさんたちかボチボチ歩いていて、そこをオートバイで突っ切っていくのは、ことにおれのオートバイは排気音がバババババッて大きいので、とんだお邪魔虫だったぜ。
そのうち舗装されているといっても、砂や落ち葉がやたらと浮いていたりところどころ水でぬれていたりする細い道になって、ズルっていきそうでおっかなかったよ。ほんと、アメリカンで走るような道じゃなかったぜ、まったく。
ずんずん登って、途中で眺めのいいところはあったけどね。

そこを下りてきてもまだ時間があったので、往きにその横をとおった、むかしおれが行ったことのある陶土の採掘場(採掘場へいく - 主夫の生活)へいくことにした。こんどは本当の未舗装路である。しかもきっとダンプがとおるせいだろう、でこぼこ。そんなとこアメリカンで走っていいのか。Y氏はいいよな、トレイルバイク(30年以上乗っているHONDA XL250S)だからな。
上のリンク先の下2つの写真のあたりの道端で、ワラビらしきものを摘んでいるおばさんがいたので「わらびですか?」って声をかけたら、見つけかたと生えてそうなところを教えてくれた。
すぐに3本ほど見つけたものの、その後さっぱりみつからない。おばさんがクルマで帰っていきそうだったので(実際は場所をかえただけだった)お礼のつもりで手をあげたら、クルマを止めて中から収穫したワラビの入ったレジ袋をさし出し、くれるという。なのでありがたくいただいた。そして、湯を沸かして火を止め炭酸を入れそこにワラビを入れる、茹でてはいけない、茹でたらとろとろになっちゃう、と調理法も教わった。最敬礼である。
家にかえってそのようにしたら、適度にアクがのこり、適度に固さがのこり、ほろ苦くシャキシャキ感があって、とても美味しかった。