上の子の試合を見にいく

名城大学付属高校のグラウンド。庄内川の河川敷にある。そんなこと想像できたはずなのに、デフォルトで校舎の方へいってしまい、そこにクルマをとめて延々と歩く。と言っても10分弱かな。
途中、前のゲームを終えた選手らとすれ違ったが、全身(顔やヘッドギアも)泥だらけで、パプアニューギニアに来たかと思った(わけないだろ)。
試合の途中でめちゃくちゃ強い風が吹いてきて、雨もすこしぱらついた。本部用のテントが吹っ飛んでけが人や死人が出ても困るので、脚を折って地面に伏せた。一仕事して、来た甲斐があったと思ったのだった。
さえぎるものがないので、風の強さが半端じゃない。グラウンド脇の木立は、けっこう高さのある頑丈そうな木なんだけど、それが斜めになっている。風で斜めにしなってるんじゃなくて、斜めに生育しているのだ。まるでパタゴニアだぜ。
それにしても1年中同じ向きに風が吹いているのか?と疑問に思ったが、生育しているときは、春から夏なので、その時期だけいつも同じ向きに風が吹けば、そうなるわな。で、みんな北のほうに斜めっちゃってんだ。
土手の外側、やや南には、新幹線の操車場の一部らしきものが見えた。なつかしい。高校のころ、土曜の昼には、よくそこの国鉄職員用の食堂にカレーライスを食いに来たのだった。俺達は「あそこのカレーは安くてうまいぞ」って先輩か誰かから聞いて知ったんだと思うが、いちばん最初にそこに入って食った高校生は、度胸あるなと思う。
上の子たちの泥んこ具合は、前の試合の子たちほどではなかった。前の子たちがだいぶ体で泥んこを吸いとってってくれたからだと思う。それでも、どうやって洗濯していいか困っちゃうほどだ。庭の木の枝にハンガーで吊るして、散水ホースのノズルで泥んこを撃ち落とさせた。それはそれで、なんだか楽しそうではあった。
相手は、まえに勝ったことのあるチームだったが、結果は、たぶん27:0ぐらいのぼろ負け。泥ですべって、パスをよく落とす。でもそれは相手チームも同じことだわな。今週の金曜に敗者復活戦があり、それで負けると、それが引退試合となるらしい。