傷がなおらない

なおったけがの親指

のがとても心配。透明っぽい汁が出るばかりで、赤い血は出ない。いっそのこと血が出てくれれがいいのにとも思うが、そうもいかない。そういう透明な汁は、固まったとき、血液のような剛性がないようで、すぐにはがれてまた汁が出る。
最初は左手首だった。ちょうど腕時計をする位置。写真1(〜3は気持ち悪い写真ばかりなので、下にまとめて掲載します)の上のほうのだ。あまりはっきりとは見えないかもしれない。もうほとんど治っているから。
ずーっと何ヶ月もしてなかった腕時計をめずらしくしてみたらどうもベルトの下がかゆい。はじめは、あせものようになったのかやっぱり腕時計は俺には向かないのか、と思っていたが、どうもそうではない。なんか虫に刺されたようなあとがある。ほかっておいたら赤くはれてきて、そのうちかさぶたができて、その下から膿のようなものが出てきた。これはいかんと、かさぶたをはがし、洗浄して、救急絆創膏をはって、ガーゼ部が水や浸出液でぬれてもそのまま放置しておいたら、そのうちなおっていた。
次は、左足(写真2)と最初の左手首のやつの35ミリほど下(写真1の目立つほう)。どちらが先かはもう忘れてしまった(そうやって始まりがいつかを忘れてしまうとなおるのにどのくらいかかったかも正確にわからなくて、そうなると本当になおりが悪くなっているのかどうかもわからないので、こうして書くことにしたのだ。今回のに関しては、始まりはわからなくても、少なくとも今どうなのかを記録しておこうと)。
経過は最初のとほぼ同じ。ただし、これらは、救急絆創膏ではなくラップ法にした(新しい創傷治療参照)。いま、この参照サイトをものすごく久しぶりにすこし読みなおしたら、暑い時期には1日2〜3回交換せよと書いてあるではないか。遺憾。ずーっとはりっぱなしだった。それであせもになったのだ。写真1の下のやつは、ほぼなおりかけで肉芽が形成されている。のはいいのだが、すこし盛り上がりすぎだ。はりっぱなしにしたせいで、細胞成長因子が作用しすぎたのかもしれない。そして、そのまわりはあせもである。かゆくなってはがしたらそうなっていたというわけ。
写真2のもはりっぱなしなので(あまりにきれいにラップのまわりをポアテープでとめることができたのではがすのがもったいなかったのだ。ところが、これまた、いま参照サイトを読んだところによると、ラップのまわりは浸出液がもれる程度に適当にとめればいい、と書いてあるではないか。俺は、液がもれるのがいやで(ズボンやシーツが汚れるから)、また、せっかくの浸出液をもらしたら効果が薄れると思って、ラップのまわりをきっちり密閉していた)、これを書きおわったら交換してみよう。あるいは、もう上皮組織が形成されていて、交換の必要もなくなっているかもしれない。
写真3は右足首前部である。これはバランスボール(直径約65センチメートル)に立ち膝で乗っていて、そのまま前に転がってちょうど正座するような体勢で床に落ちたときにすりむいたものである。これもしばらくほかっておいたが、そのうちかさぶたの下から黄色い汁が出てきて回りが赤くはれるという上記3例と同様の経過を示したためラップ法を採用した。ところがここは、体の中でもおそらくいちばん曲げ伸ばしの回数と程度の大きい部位なので、ポアテープではすぐにはがれてしまう。そこで、傷口にラップを当ててその上から救急絆創膏をはって固定した。ポアテープより救急絆創膏のほうが伸縮性にとんでいるので。
こちらも、いささかかゆくなってきたのではがしてみると、上皮組織というよりもかさぶた様のものができていた。参照サイトではかさぶたはけしからん、みたいなことが書いてあったが、俺は、かさぶたはラップ法のラップのようなもの(というか、本当はラップがかさぶたの代用)だと思う。かさぶたの下で、上皮組織の形成がおこなわれているのである。だから、かさぶたはかさぶたでありだと思う。
あと写真がとれないので写真はないが、左耳の裏と頭の真上よりやや左にも汁の出るところがある。前者は耳裏の垢をとろうとしてやりすぎたため、後者はなにやらかゆいと思ってかいて小さなかさぶたをとってしまった(ということはすでに無意識にかいて傷になっていたのだろう)ためである。これらは写真がとれないだけでなく、絆創膏をはることもできないところなので、放置あるのみである。浸出液のかたまった黄色いかさぶた様のものが剥落しないようにそおっと放置することである。手を触れないように気をつけないといけない。
さて、さっき、その参照サイトを本当に久しぶりに読んで、すこし安心したのだが、それまで、傷のなおりが悪くなったんじゃないかと、けっこう心配していたのだ。白血病だったらどうしようとか、ひょっとして糖尿病か?とか、それとも高脂血症?とか、まさかエイズじゃないだろうな(結婚まえに検査したときは陰性だったがまだ抗体ができてなかったとか?まさか!)とかね。

補足

参照サイトをもう少し読んでみたら、どうも写真1の下のように盛り上がった肉芽になると上皮化にかかる時間が長びくみたい。どんぴしゃである。また上皮化に時間がかかると、最終的に肥厚性瘢痕になる可能性が増すようだ。たぶん盛り上がった肉芽がそのまま肥厚性瘢痕に移行するのだろう(俺の推論)。
また、かさぶたは、やっぱりよくないかもしれない。特に、周りが赤くはれているような黒いかさぶたは。ということで、写真3のは、もう少しラップ法(湿潤療法)をつづけたほうがいいかもしれない。

補足2

このまえの(ブレーキでけがをする - 主夫の生活)親指のけがはもうすっかりいいです(上の写真)。これははやくなおりました。やっぱり上皮組織が残っているのは強みです。
 写真1
 写真2
 写真3