直し2題

鍋蓋を直す

つまみが取れていたので。
そのつまみというのがオシャレなのかなんなのか木でできているので、ねじ山がぐずぐずになってすっぽ抜けたわけ。
その穴にダボを打ち込んでドリルで下穴をあけ鍋蓋にまだついていた雄ねじにねじ込んでおしまい。ただ、その雄ねじの頭はつるつるでなんの溝もなく、かつ薄っぺらいので、いっしょに回らないようにしておくのが困難で、かなり力を使いました。

TVを直す

ビデオ3入力の接触が悪く、子どもたちがゲームをやるときは割り箸をはさんで誤魔化していた。これはなにもわが家に限ったことではなく、妻の兄の家でも、消しゴムをはさんでいた。あれは、ジャックのほうが基盤に直付けなので、そして、プラグを抜き差しすることが多いので、そのハンダ付け部に繰り返しストレスがかかり金属疲労でいかれてくるのだろう。という読みでとりあえずはじめる。
ねじをはずしてカバーを開けようとすると、このまえ書いた*1ように前面パネルが取れるのではなく、やはり裏蓋がはずれてくるのだった。「こりゃ面倒だな」と思いつつ裏蓋を開けようとするのだが、前面パネルがはずれるとおもってそのすぐ裏のねじしかはずしてなかったので少してこずった。背面のコネクタの集まっているところのねじをはずしたら、すんなりとはずれた。逆に、はじめからそこにねじがあることを知っていたら、前面パネルがはずれるとは思わなかっただろうから、だとしたら、直そうなんて思わなかったかも。
さて、裏蓋はガバーッと取れて、基盤類もPCのようにスライド式に引き出せるようになっているのだけれど、ブラウン管と基板上の部品をつなぐケーブルのうちいくつかがはずせなくてやりにくかった。たぶん、ケーブルの根元にゴムブーツがかぶっているので高圧関係なのだろう。たぶんはずせないだろうとおもって、そのままなんとか基盤を横向きにひっくり返して、見てみると、やっぱりビデオ3入力端子の取り付け部のはんだに亀裂が入っていた。端子を動かすとそれに連動して亀裂もパクパクする。
このまえ書いた*2ように、スピーカから音が出なかったのはイヤフォンジャックのせいだったので、となりにあるイヤフォンジャックの取り付け部も見てみる。この端子はビデオ3入力端子とは別体なんだが、そのはんだにも亀裂が入っていた。こちらはそんなに挿したり抜いたりするわけでもないし、そのときにそんなに力がかかるわけでもないので、たぶん、ビデオ3入力端子にジャックを挿したり抜いたりするとき基盤がグワングワンして、それでイヤフォンのほうもいっちまったんだと思う。
ということで、それらのはんだを融かして亀裂をなくし、さらにはんだを追加して補強しておいた。
もとどおりおさめて実験してみると、ビデオ3入力はまずOK。「まず」というのは、まだコネクタにさわると画面がビリビリするからだ。でも、それは、たぶん、コネクタ表面の酸化皮膜のせいだと思う。
イヤフォンの聞こえ方も安定した(イヤフォンも左から音が出ないときがあることに、このまえ書いた*3あとで気がついていた)し、入力できなくなっていたビデオ1入力端子も使えるようになった。
と思ったら、右チャンネルから音が出てなかった。残念。ビデオ1入力が使えると、入力切替をしなくても「テレビ」からいきなり「ビデオ」再生ができるんだけどなあ。