電卓をなおす

なおった電卓(定規くみこみタイプ)

ちいさな太陽電池がついているやつ。まったくなにも表示しなくなっていた。
とりあえず うらぶたをあけてみる。太陽電池がついているのに、ボタンがた電池がついていたのでびっくり。充電用か?普通、そういうもんですか?
で、まあ、その電池がもうつかえなくなっているからかともおもって、キッチンタイマにはいっているやつをとりだして交換してみた。でも、状態はかわらず。
電池のだしいれのときに気づいたのだが、基盤の電池接触部がなんか酸化しとるっぽかったので、そこをドライバの先でカリカリやってみる。すると、一応表示部にddddddddとでた。電池ははいっていないのに。
そこで、電池をいれると、今度は表示がすべてきえてしまった。ためしに、数字キーを押すと、2回めから表示されていく。そして、はじめに表示される数字は、7つあるセグメントのうちのいくつかのかけた いびつなかたちになっている。「8」を入力すると、たしかLのようなかたちになっていた。
つまり、一番みぎ(1のくらい)の数字はまったく表示されず、変なかたちの数字は2番目(十のくらい)というわけだ。そして、電池は、表示の制御に使われているみたいだ。ちなみに、ここで もとの電池にもどしてみたが、状態はかわらず(つまり、もとの電池はまだつかえたってこと)でした。
そこで、液晶部をしらべるために、基盤をはずす。基盤は、のように、筐体からたちあがったアンカー部のあたまが基盤のあなからつきでたところで熱でとかされて固定してある(箇所によってはそこにさらにねじがねじこんであった)。だもんで、そのバリをナイフできりとらなければならなかった。
液晶部をみると、基盤から電流をおくるためのフィルム状の導線(しましま模様のもの)が一部きれてはがれかかっていた。そこを てで 復元状態にしてやると、なるほど、表示がまとも化する。ちゅうことは、それをうまいことくっつけてやればいいわけなのだが、いかんせん、電気がながれてくれんことには はなしにならんので、接着剤はつかえない。
そこで、ダンボールをちいさくきって、液晶と基盤のあいだにはさみこみ(セロファンテープで固定)、それでフィルム導線をおさえこもうという戦術をとることにした。1枚はさみこんでみると、おお、いけるではないか。1のくらいもすこし表示されたぞ。でもまだ完全ではない。というわけで、もう1枚ダンボールをはさみこんで、、、
OK。すこし基盤がうき気味だけど、そこは筐体のうらぶたをとめてあったねじで強引にねじふせて、、、
完成である。なんとも、原始的な修理でありました。