ダウンロードでかう

プロコフィエフ自演(ピアノ)のピアノ協奏曲第3番第1楽章(Piano Concerto No. 3 in C Major, Op. 26: I. Andante - Allegro / London Symphony Orchestra, Piero Coppola & Sergei Prokofiev)[のみ]。
このまえから、無性にききたくなっていた。はじめてきいたのは、たぶん小学校5年のとき。ユージン・オーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団の演奏だった。FM放送からテープに録音したものをなんどもくりかえしきいていた。大学生のとき、それが廉価版のLPになっているのをみつけ購入。というわけで、おれは、プロコフィエフのピアノ協奏曲第3番といえばその演奏しか[たぶん]きいたことがないのである。
そんなわけで、今回もそれをさがしたが、どこにもみあたらない。ダウンロード・サイトではもちろん、オンラインCDショップにもないし、それについて言及のあるその他のWWWサイトすらみあたらない。もう、だれの演奏でもいいから、と さがしたけれど、ダウンロードできるのは、これしかみつからなかった。ねこも杓子もモーツァルトモーツァルトのこのご時世では、それもいたしかたなかろう。
もちろん、当然、ふるい録音だろうということで、音質の方はさほど期待してなかった。が、サンプルできいてみると まあまあ。それにしても、ほんとに思う壺だよなあ。さわりの部分をきいたら、もう我慢できなくなって、30秒ほどのhesitationののち、おれのゆびはなにものかにあやつられるように〈購入する〉ボタンをクリックしていたのだった。
いや、でも、余分な曲をだきあわせでかわなくていいところがいいね。それに、まち時間3分だもん。大五郎でもまってられるぜ(って、ネタがふるすぎ〜)。
ユージン・オーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団の印象があるので、はじめはちょっと違和感があったのだが、なにせ作曲者自身の演奏ということなので、これこそまさにオリジナル、作曲者の意図がもっとも如実に表現されているといっていいのではないだろうか。
だけど、プロコフィエフ先生、実はピアノはあんまりお上手ではないんではないですか?なんか、ちょっと、はしり気味(つっこみ気味ならいいんですが)なような気がするんですが…。
いやあ、それにしても、かっこいい。あのスピード感はいったいなんなんだ?
あ、サンプルでは気にならなかったが、3分台のおとがおおきくなるところで、結構プチプチいってたよ。これもサンプルの魔術ですか?

Prokofiev Plays Prokofiev

Prokofiev Plays Prokofiev