炊飯器がこわれてあせる


ちょっとまえの話。
おしゃべりをしながらやっていたのがいかんかった。下の子と、もう忘れてしまったが、そんなすぐに忘れるような、ほんとド〜〜〜デモいいことをしゃべっていたのだ、かなり興奮して。そうしたら、といだ米(ホントは洗ってるだけで研いでるわけではないが慣例的に)を炊飯器の内釜ではなく、内釜をはずした本体(外釜?)に直接入れちゃったんだよね。そんなことはじめてだよ。
{ウワァ〜、やっちまった}とあせって、本体をひっくり返して入れた米を出そうとしたんだが、おおかたでたものの、一部は隙間に入りこんで出てこない。濡れ手に粟状態で米がぬれてるから、本体を上下にゆすぶっても下から手のひらでばんばんたたいても、くっついちゃって落ちてこないのだ。
そこで、{ええいままよ}と(この言葉よくつかうわ)と本体にじゃぶじゃぶ水を入れて洗ってやったぜい。ワイルドだろぉ〜?
それでもあとからあとからどこからともなく米粒があらわれいでて、なかなか仕事が終わらない。内部に米粒が入りこんだまま通電してそれらが焦げついてヘンなことになってはいかんし。
けど、それでもどうにかこうにかけりがついて、{まあええかな}とこんどはちゃんと内釜にコメを入れ水を入れ本体にセットして蓋をしめ電源プラグをコンセントにさすと、、、
あれれ?スイッチ押してないのになんか電源が入っとるぞ。うんたしかにあったかくなっとる。いかん俺はタイマーをセットして明日の朝炊きたいんだ。これじゃあ全然タイマーどころじゃないぜ。
なんどか電源プラグをぬいたりさしたりしてみる。いきなり電源が入っちゃうときもあるけど、電源ボタンを押しても電源の入らないときもある。依然タイマーどころじゃない。
タイマーは当然あきらめて、あしたの朝電源プラグをさしても電源が入らないかもしれないし、電源が入ったとしてもちゃんと自動で切れてくれるのかどうかもわからない。まあ切れないのならまだいい。おこげの匂いがしてきたら、あるいは音で気づいたら、電源プラグを抜けばいい。それよりも問題は自動で電源が切れたときだ。ちゃんと炊きあがって切れるのならいいが、炊き上がるまえのちゅーとハンパなところで切れてしまったら…
ということで、翌朝の飯はYちゃんからいただいたアムウェイ鍋をつかってIHクッキングヒーターで炊いたのだった。鍋も熱源もどちらも炊飯を推奨しているだけあって、ちゃんと自動で美味しく炊けたんだけど、イカンわ、鍋も熱源も米でひとつずつ占有しちゃうもんで、同時に味噌汁とお弁当のおかずをつくるのができんことないが、ちょっと考えてやりくりせなかんのだよね。
{ああ、この炊飯器ももう買ってから20年になるし、火力が弱なっとるんかしらんけど、ちかごろ容量の60%ぐらいまではいいけど、80%だとうまく炊けんくなってきとるみたい(下のほうベトベト感大)だし、うすうすもう買いかえようかな?って思っとったし、チクショー、捨てたろか}とも思ったんだよね。
{でも、捨てるまえにダメ元でいっぺんバラしてみよか、どうせ捨てるなら、バラして元にもどせんくても気にせんでええし。それに症状からして、スイッチや基板に水がかかってあるいは米粒がくっついて回路がショートしとるだけのような気もするし}
というわけで、翌日、炊飯器を分解して、残っていた米粒を取りのぞき(やっぱりまだ結構ありました)、水分をふきとって、スイッチ内部の水分をとばすため1日天日干ししたのだ。上の写真はそのとき元にもどせんくなるといかんと思って記録したものです。いままでそういうことはほとんどしたことがないのに、やっぱり食がからんどると仕事がていねいになるのかな。でも、最近は激安スマホ(下の子に言わせるとNSP(スマートでないスマホNonSmartPhone))はもっぱら音楽プレーヤとカーナビにしか使っていなくて普段は電源も入れておらず、普段はむかしのガラケーにSIMを入れてそっちしか電源を入れてないので、それで撮ったらこのザマです。そいつにもし口があったら「拙者は接写が苦手ござる」と言わせたい。
わざわざスマホの電源をいれるのが面倒でも、せめて、こういうふうに
K氏からいただいたSambal:気泡で顔に見えた
虫眼鏡をつかったらよかったかも。
それにしても、こんなたいした制御も必要なさそうなインテリジェントの低そうな電気機器でもさすがにマイコンを謳っとるだけあって、写真にはうつってないが、けっこうでかいLSIトートロジーでなんかバカっぽい言葉)つかっとるなあ、と思った次第。
でまあ、夕方組み上げて(俺のドジでけっこう苦労した)、電源プラグをコンセントに差し込むと、いきなり電源が入ってしまうということもなく、ちゃんと電源ボタンで電源が入り/切りでき、液晶にタイマーの数字も表示された。ただ、それがちゃんと動作するか、また、ちゃんと自動で炊きあがるかどうかはやってみるまでわからない。
結果はオーライ。しかも、ばらしたとき、基板に火力調整用の半固定抵抗がついていたのでそれをめいっぱい強火のほうに回しておいたせいか、いままでより炊きあがりがべとつかなくなった。うーん、怪我の功名というやつか、ころんでもただでは起きんというやつか。