ロードレーサーのパンクをなおす

パドメ・アミダラのピンバッヂ

昨日の話。
車輪の回転にあわせて「チャッチャッ」と音がするので、見るとタイヤに何か付いている。女性が写っている何かである。プリクラみたいなものがくっついたかと思ったら、もっとかたいものだった。ペンダントヘッドみたいなものがガムででもくっついたと思い、はがそうと思ったら、なんとピンバッヂであった。みごとに刺さっている。抜いたら音を立てて空気が抜けていった。チクショウ、あんなところにあんなものが落ちているとは。上の子に見せたら、[パドメ・アミダラ]だという。なるほど、裏には[©2005 Lucasfilm Ltd.]と(および[サークルKサンクス]と)書いてあった。役の格好をしていないのに、よくわかったものだ。
チューブラータイヤのパンクをなおすのは何年ぶりだろう。ロードレーサーに乗り始めた25年ほど昔は自分でなおしていた。当時は、今よりタイヤも高価だったし、そういうもんだと思っていた。10年ほど前に自転車通勤していたころはよくパンクしたが、今より収入もあったし、タイヤの値段もこなれてきて、パンクをするたびにタイヤごと交換していた。「よくパンクしたが」ではなく、よくパンクしたからこそ、自分でなおす気にならなかったのかもしれない。
ロードレーサーにお乗りの方には当然のこととは思うが、チューブラータイヤはその名のとおりタイヤが管状になっている。タイヤの裏側(内側?)が糸で縫い合わせてあって、その中にチューブが入っている。だから、パンクをなおすには、その糸を一部分ほどいてチューブを引っぱり出し、普通にパンク修理をしたのち、また縫い合わせなければならない。とても面倒なのである。
そして、そのようにしてなおしたタイヤをこんどはゴム系接着剤(リムセメント)でリムに貼りつける。当然、手には接着剤が付く。これが強力でなかなか取れない。たまたま、この日は鶏の唐揚げを予定していた。下味をつけるとき手でこねこねするのは、さすがにためらわれた。