オートバイを手に入れる

兄がハーレーを買ったので、それまで使っていたYAMAHAのドラッグスターをうちであずかることにした。さいわいうちの車庫はあとクルマが2台ほど入るくらいの余裕がある。それに、わがやの車庫なら鉄筋コンクリート造なので地震にも安心、標高が少し(20メートルほど)高いので津波/洪水の危険性も少ない、もちろん雨も風も当たらない。そのかわり、税・保険・車検はこっちで負担するので、ときどき使わせてね、ということで。
考えてみれば、2台あってもなかなか2台ともわけへだてなく乗ることはむずかしく、特にもう1台がハーレーなら400ccのドラッグスターはまず乗る機会がないだろう。バイクのためにも、おれがときどき乗るのはいいことだと思う。
というわけで、昨日もらいにいってきた。
オートバイ(原付はのぞく)に乗るのはほんとひさしぶりで、どうだろう、20年以上だな、ブランクは(正確には、そんなことはない。10年ちょっと前、1ヶ月ぐらいK氏に借りてヤマハのセローに乗っていたことを思い出した)。なので、ちょっと心配していたけど、わりとすんなりだった。
はじめは、さすがにアメリカンでしかも大きいので曲がりにくいかな?と思ったけど(アメリカンにはむかしスティードに乗っていたことはあるが)、体重移動で自然に回頭していく感じがつかめればUターンもむずかしくない。重心が低いのでむしろ安定感はある。
寒さについても、裏ライナー付きジャンパーの上にムートンのB-6ボマージャケット、下はジーパンの上に革パンツという、ダブルのダブル防御でぜんぜん寒くなかったよ。まあ、最高気温10度晴れのわりと暖かい日ではあったのだが。
ちなみに、家に帰ってきて灯火類の動作を確認してみたら(出かけるまえにしとけよって話だが)、リアブレーキペダルを踏んでもブレーキランプがつかなかった。これはヤバイと思ったが、ブレーキをかけるときは通常前ブレーキも同時に使うので、前ブレーキのレバー操作で点灯すれば問題はない。とはいうものの、やっぱり気になるので、のぞきこんでみると、ペダル下のスイッチリンケージスプリングがはずれていた。はじめはそれをひっかける所がわからなかったが、すぐにみつかり、はめなおしたらちゃんと動作した。これでひと安心。
左リアウィーンカーのレンズがとれていて、ランプは点灯するが、視認性は低いので、それも気になっていた。
ということで、きょうFitを売却するのに必要な印鑑証明をとりにいった帰りに国道1号沿いのクラッチというバイク屋(ハーレーやその他のカスタム系バイクの整備をやっている店)によってみた。そうしたら、レンズだけなら90ナン円、でも、それを取り付ける周囲の金属の部分が(押さえ?)がない。その部分だけというのは売ってないという。なのでアセンブリーで買って必要な部分だけはずして取り付けた。それでもたったの740円。残った電球や本体(砲弾型の部分)は予備ということで無駄はない、ということにしておこう。
取り付けたレンズおよび押さえの部分も本体の砲弾型の部分も、もう一方と同じものだったが、ついてるやつと同じ長さのステーのものはなかった。ついてるやつはステーが短いのだ。同じ形の本体でステーの長さだけバリエーションがあるのだが。
どうも、もともとのオーナー(→甥っ子のH君→その父親であるおれの兄→おれ、という具合にやってきた)が、ステーを短くするために切断して・はめ込み部分を旋盤で削って細くして・ねじ切りをした(か、してもらった)んだと思う。その形のウィンカー自体はよく使われているようで、行ったバイク屋で整備中のハーレーの835cc?のスカスカの軽そうなやつにもついていたし、もう1台の何か(やっぱりハーレー?)にもついていた。
まあ、とにかく、これで他車からの視認性がよくなってより安全になりました。めでたしめでたし。