高山へ行く

義父の見舞いで高山赤十字病院に行く。なぜ高山日赤かというと、息子(俺の義兄)が働いているからだ。大腸がんである。手術はこのまえの火曜日にすんで、きょうからもう食事もはじまるらしい。元気そうだった。痛みもまるでないとのこと。血色もいい。今月末か来月あたまに退院予定。ただ、顔のつやがいいのは、輸液で水ぶくれ状態だからではないか、と思う。
昼飯は、妻と義母と3人で飛騨ホテル(高山市役所のとなり)で喰う。
ここがじつにいい。中華と洋食と別々の店名なのに、ホールはひとつで、おなじテーブルで各人別々にどちらでもたのめる。日曜でも日替わりランチがあって、きのうはサーロインステーキ。飛騨牛ではないとおもうが、ちゃんとした大きさである。それにスープとサラダとデザートとコーヒーが付いて1000円は安い!味もいい!なぜか(?)うまい!どれもうまい!
古い町並みにある観光客向けの店なんかで喰ってちゃだめだわ。やっぱりその土地の情報はその土地の人に聞かなきゃ。たしかに、客も地元民風で、女性のグループが少々。昼どきなのにそんなに混んでなかった。というか空いていたと言うべきか。なるほど、店名がふたつでホールはひとつなわけだ。
そのあと恵比寿温泉とかいうところに行く。小さな建物がぽつんとあるだけのところ。露天風呂はない。というか、はじめは露天だったけど、あとから囲いました、って感じ。湯の色は茶色。あまり熱くなくて、わりと長く浸かっていられる。
暇対策に本を持って入ったのだが、湯船に入ると先客のおっさんが「いつも温泉で本をよむのか?」とか「家でも読むのか?」とか「家の風呂では本がふやけないか?」とか「濡れるリスクは考えとるのか?」とか「落としたらどうするんだ?」とか、いろいろ聞いてくる。本を持って風呂場にくるということは、あきらかに本を読みたいからそうしてるわけで(医者の待合室で本を持っている人よりも強い意志が感じられるだろう)、そういう人に話しかけるとはどういう神経か、とも思うが、俺としてはどうせ暇つぶしなので、話しかけてきたおっさんの3倍ぐらいはしゃべってしまった。おかげでたいして読めんかった。ちなみにその本とはこれ

沈黙の森 (講談社文庫)

沈黙の森 (講談社文庫)


妻と2人なのでミラバンで行ったのだが、帰りは義母も一緒に帰るということになり、3人乗車に。あの狭い後席では気の毒と思ったが、それでもすやすやと眠っていたので、まあいいか。でも、3人乗ると速度低下に注意せんとね。
行きは湾岸豊明から乗って東名・名神経由で東海北陸道へ。本当なら名古屋高速を使うのがはやいのだろう。実際まえはそうしていた。が、いまは休日1000円なので別料金の名古屋高速はつかう気にならんわ。
でもなんか、やっぱり遠回りっぽいので、帰りは美濃関JCTから東海環状をとおって土岐経由で伊勢湾岸に。けど、どっちがはやいか、なんてよくわかんねぇや。少なくとも、豊田JCT付近での東名の混雑は回避できるわね。とはいうものの、美濃関JCTの数キロ手前で完全に止まるほどの(でも、交通情報では言わなくくらいの)渋滞があったけど。きのうその辺に天皇が来てたらしいが、それは関係ないだろうな。