スキーにいく

フキノトウの天ぷら(一部)

地震の被害にあわれた東北・関東地方の人にはまことに申し訳ないが、恥ずかしながらスキーにいってまいりました、きのう。ダイナランドです。上の子は部活なんで妻と下の子との3人です。
わが家からクルマで(そりゃそうだ)5分くらいのところに高速名古屋第二環状道路(通称:名二環)の有松インターができたので、めっちゃ便利になったよ。信号1つ(入り口直前の)しかないもんな。踏切はあるけど。
シーズンももう終わりということで、通常4800円のリフト券が3000円、18歳まで小人料金で1000円ということだったんで、やる気のない俺ははじめ休憩所で読書でもしているか、ふもとのほうでフキノトウでもさがしていて、妻が休憩のときだけちょこっとリフト券を借りて滑りゃいいや、と思っていたのだが、自分の分も買っちまったぜ。


そもそも、だいぶ前から妻の靴も壊れてて、はやく買え買えと言っていたのだ。でも、ちーとも買わずにレンタルでやっとった。子どももずーっとレンタルだった。ところが、子どもがついに靴を買ってきた。すると、妻ひとりのためにレンタル屋で時間をとられることになる。それはしゃくである。
だから、妻も自分のを買いにいくか(こればかりは俺がかわりに…というわけにはいかない)、もしいく時間がなければ、俺の靴と板(前回まで下の子が使っていた俺がむかし初めて買った安物のほう)を妻が使えばいい、ということになっていたのだ。なにしろ俺はやる気がないので。
で、結局、時間が確保できて、買いにいくことができたので、俺の道具を妻がつかう必要はなくなったのである。
ということで、俺は積極的にやる気はないが、もしものときにそなえて、自分用の板(子ども用の板のビンディングを付け替えたもの)と靴も持っていったのだ。
俺もいっしょに滑ることになったとはいえ、フキノトウさがしは忘れちゃいない。リフトの上から、あるいは滑りながら、地面の露出したところがあると、フキノトウがないかと目を光らせていた。が、まったくない。遠くから見て緑色のものは、近づいて見ると、笹だったり、羊歯だったり、苔だった。
昼は、たかくてうまくないスキー場のレストランで食うのをさけ、駐車場で、カセットコンロで湯をわかしインスタントラーメンをつくって食った。
食い終わってのんびりしていたとき、石垣が目に入った。丸石が積んであるタイプの石垣で、いかにも登りやすそうな石垣だ。たしかに「ああいう石垣見ると登りたくなっちゃうんだよね」なんてことを言いはした。
気がついたら、子どもがその石垣を登っていた。すると、石垣の上の土手の法面に緑色のものが。あの淡い色調はもしや…と思い、近づいて見ると、やはり、そうだ。フキノトウだ。
ということで、俺も石垣を登って、ウハウハよろこんでとりまくった。めっちゃたくさんあるんで、小さいものや開いちゃってるのはうっちゃっておいて、カタのええのだけとった。あんまりたくさんとってもいっぺんには食いきれんだろうで、ということで、でも40〜50ぐらいはとったかなあ。
あとから子どもに聞いたら、そういうつもりで(フキノトウをとるために)登ったんではない、ということだった。単なる偶然なんだろうが、出来すぎである。
昼に休憩しちゃうと、午後はもうやる気がしない。トシである。
まあ、とにかく、自宅〜東名の名古屋インターが15〜20分ぐらいになったのが、うれしい。高速に乗ってから(以前なら豊明ICまたは名古屋南ICから)の時間はほとんどかわらないが、ICに入るまでのぶん時間が短縮され、かつ料金も1000円ちかく(通勤割引で)安くなったのだ。めでたしめでたし。
フキノトウは、夕飯のとき天ぷらにして食った。うまかったなあ。
そのあと疲れがどっとでて、風呂にも入りたくないくらいクタクタになっちまって、とても書く気になりませんでした。