とほうにくれる

きょうの夕飯は、エビと野菜の豆豉香辣醤炒めだった。
それを食って上の子いわく、
「もう中華はあきてきた。脂っこいのや辛いのはもういい。もっとさっぱりしたものが食いたい」。
たしかに、少しまえにも、「片栗でとろみがつけてあるのはもうあまり食べたくない」と言っていたので、それから少しひかえていたのだが。追い撃ちである。
俺は自身がそういう脂っこくて辛くて片栗でとろみのついた中華料理的なものが大好きなので、そういうものが食えなくなるのはたしかに寂しい。だが、そんなことはどうにでもなる。平日の昼に一人でつくって食えばいい。問題は、レパートリーのほとんどがそういうものだということである。これからいったい何をつくっていけばいいのか。主夫の危機である。