「彼女がその名を知らない鳥たち」(沼田まほかる)を読み終える

いや〜、思いのほか面白かったよ。このまえわりとひどいこと書いたけど*1、その埋め合わせというわけでもないが、面白かった。へんに「ホラー」だなんていう期待がなかったせいもあるかもしれない。たしかに(帯にあるとおり)「純愛サスペンス」だな。
文学的な表現がウザったいのは前作同様。そういうレトリックではなくて、目に見えるもの耳で聞こえるもの・・・五感で感じとれるものの記述で勝負してほしい。できればそういうものもなくて、プロットだけで。

彼女がその名を知らない鳥たち

彼女がその名を知らない鳥たち