新鹿のキャンプ

1日目

朝4時に家を出る。早朝なのでとりあえず23号を走り「みえ川越」から高速に乗る。今まで終点だった清和多気近くまで来ると、[直進尾鷲]という案内標識が出たのでどうするか迷う。ヘンなところへいっても困ると考え、結局いつもどおりの清和多気でおりる。おりるとき5時40分ぐらいだったので、あと20分ほどどっかのSAでちんたらしとれば半額(1175円)得したのに、と悔やむ。尾鷲まで走っとればそれだけで20分はかかったかとも思ったが、あとから聞いたら、延伸したのは「大宮大台」まで。たった1区間、10分ぐらいしかかからない。
今年は去年とうってかわっていい波だった。台風の影響みたいだ。ボディボードで遊ぶ。楽に波に乗れる。ところが、昼寝をしていると、「溺れてる、溺れてる」という声が。あわてて助けに向かうと、すでに仲間のI氏とS氏が確保して浜に向かって泳いでくるところであった。意識は失ってなかったようなので、まあ大丈夫だと思うが、その後なんの報告もないのではっきりしたことはわからない。助ける方だって命がけなんだから、音沙汰なしはないだろう。そのせいで(「波が高くなってきましたので」とは言っているが、午前中とたいして変わってないんだから、まあそのせいだろう)午後から遊泳禁止になってしまったし。

2日目

遊泳禁止となっていても、海に入る人はいる。きのうはしつこく「入らないでください」と放送が入っていたが、今日はそうでもない。あまり観光協会もやる気がないようだ。どうもきのう警察から指導が入ったんじゃないか。溺れてから遊泳禁止になるまでちょっと時間があったしなあ。きのうは、警察の手前しつこくやらなきゃならなかったのかもしれないが、あんまり厳しくしたら商売に響くだろうしね。
そんなわけで、海にきて海で泳げない状況に耐えてきたんだけど、午後になって、新鹿キャンプ場のほうではなく新鹿海水浴場のほうで遊ぶことにした。隣接してるんだけど、管轄が違うらしく、そっちは大勢のお客さんが遊んでいる。いってみたら、監視員もいた。それでみんな泳いでいるんだから、きっとそっちはOKなんだと思う。なるほど、遠浅で波も比較的穏やかであった。
そんなころから雨が降り出す。空を見ると、風上の雲は山に隠れるまでずーっと厚く、一時的な雨ではなさそうである。実際、降ったりやんだりのまま夜になってしまった。
それでも、夜、花火大会がおこなわれたのだが、俺はテントで寝ていた。もうそんじょそこらの花火大会では満足できなくなっているのだ。花火の[通]ってわけでもないから、「ここのは開き方がいい」とか「ここのは打ち上げの間隔がなっとらん」とか「ここのは全体の構成がいまいち」なんてことはわからない。違いのわかる男じゃないから、どれもこれもみ〜んな同じだもんね。あきちゃったのさ。

3日目

実は1日めにわが家のタープが風圧に耐えきれず破れてしまったのだ。そして、夜の間にI家のタープも同様に破れてしまった。両家のタープはたしか同時に購入し、使用時間もほぼ同じなので、寿命もほぼ同じとなったみたいである。天気はあいかわらず降ったりやんだりで、これじゃあおちおち飯も喰えねえ、と雨間を見計らって撤収となった。
帰りの高速もスイスイで、こういうのは初めてじゃないかなあ。たぶんカレンダーの関係で今年はお盆休みが前方にシフトしてるみたいだね。みえ川越でおりれば100キロ以内なんで通勤割引が適用されるんだけど、またもや適用開始時刻より20分ほど早かったので、「てやんでぇべらぼうめ」と名古屋南までつっぱしる。いや、それにしても伊勢湾岸はいい道だ。

まとめ

新鹿は、波が高けりゃボディボードで遊べて、波がなければスノーケリングで熱帯魚が見れるとてもいいところ。しかし名古屋は暑い。