海に落ちる夢

クルマごと海に落ちた。車内にまだ水が入ってきてないとき、俺は同乗者に叫んでいた。「今のうちに窓を開けとけ」。電装系がやられる前に窓を開けて積極的に水が入るようにしたほうがいいと思ったのだ。そのほうが内と外の水のバランスがとれてドアが開きやすくなるかと思ったからだ。そして、ある程度車内に水が入ってきたとき、俺たちはおもむろにドアを開け、難なく脱出に成功した。水から上がった俺は、「ああ、もったいない。クルマがおじゃんだ。でも、濡れてるときにスイッチさえ入れなければ、完全に乾いたらまだ使えるかも知れんな」と思った。
こうして夢で予行演習をしたので、現実にクルマごと水に落ちても、なんか冷静に行動できるような気がする。しかし、本当はどんな行動をとるのが一番いいのか、また落ちたクルマはまだ使えるのか、それはわからない。今考えると、開けた窓から脱出したほうがはやそうだし、水没するときにはメインスイッチも入ってるだろうし。