『蝿の王』 ウィリアム・ゴールディング(著)平井正穂(訳)★★★★★

蠅の王 (新潮文庫)

蠅の王 (新潮文庫)

すごい本だ。
あちこちでこの本のタイトルを目にすることがあって、でもどこで見たかは思い出せないけど、最後はつい最近といってもここひと月ぐらいのことで、だったらカール・セーガンの『悪霊にさいなまれる世界』かな?という気もするが、その頻度と言及のされかたが気になっていたので読んでみた。
まるで予備知識無しで読んだんだけど、これもいわゆるひとつの「世界の終わりはどうなるのか」の本だったな。コーマック・マッカーシーの『ザ・ロード』ほどそのまんまじゃないけど。
結局ああなっちまうのかな。子どもじゃなくても。大人でも。
だとしても[世界の終わりを見てみたい]という気持ちはなくなってないよ。
映画もあるみたいだし、評価もまあまあ高いので、それもちょっと見てみたいな。
あ、そうそう、レンズで簡単に火をつけてるけど、そうは簡単に火はつけれんだろう、煙はすぐに出るけど炎が上がるまでやったことないぞ、と思って調べてみたら、あれれ?けっこう簡単につくんだ。知らんかった。

でも、近視用のメガネでは無理だろう。