また断線

例のMP3プレーヤのUSBケーブルである(参考:MP3プレーヤ、復活 - 主夫の生活USB端子の結線 - 主夫の生活USBケーブルの修理 - 主夫の生活)。
きのう、聴いた曲を書きだして、さあ削除しよう→新しいのを入れよう、とPCにつないだのに、MP3プレーヤのディスプレイは光る(つまり電源は来てる)のに「ビンボン↑」という音が聞こえない。こりゃまたあそこ(プレーヤ側のコネクタのつけね、上記参考サイトのひとつめ)で断線したか?と思って、被覆してあったネリケシを注意ぶかくとりのぞき、さらにコネクタの端子のあいだにはさっまたそれをそおっと爪楊枝でほじくりだしてみたんだが、そこで断線している様子はない。
じゃあ、どっか別のところで断線している、ということになる。旅の始まりである。断線箇所はどこなのか、探索の旅である。
「ビンボン↑」てならないということはデータが不通ということなんで、緑か白のラインである。手はじめに、テスタがちゃんと動くかどうか見るために、電源の赤のラインで導通をためす。あれれ、針がふれないぞ… おかしい… おかしい… とさんざん困ったあげく、アースの黒でためしたら針がふれる。データのマイナスの白でもふれる。ということは、赤も切れてんだ。さっき電源が入ったのは、ほとんど偶然みたいなもんだったのか。
ということで、これからが本当の旅の始まりなのであった。
前回(上記参考サイトの3つめ)のように、ケーブルをゴニョゴニョやって針がふれたりふれなかったりするところがないので、本当に本当の探索の旅である。まんなかまんなか方式でいくしかない。ケーブルの外側被覆を切り開き、中のラインにプローブにつないだみの虫クリップではさんだ針をさしていく。
そうしたら、こんどはまんなかよりPC側。まんなかとPC側コネクタのあいだのどこかで切れているのだ。PC側コネクタから数センチのところがケーブルの曲がりかたが急なのでそのへんかとメボシをつけてためすと、切れているのはそこではなく、そことまんなかのあいだだということがわかった。
そことまんなかのあいだにもやや曲がりかたが急なところがあったので、そこを開腹してみると、、、ビンゴ! 当たりでした。
それで赤の断線箇所は見つかり、次は緑。なんだが、なんとなく赤と同じところかな?と予断をもってのぞんだら、ズバリそのとおり、簡単に見つかりました。
ということで、こんなんできました。

プレーヤ側のコネクタの結線部ですが、またこんなこともあるかもしれないので、そして、PC側のUSBコネクタならコネクタ内の電極に針をつかってプローブをあてることができても、プレーヤ側のコネクタは小さすぎて針をつかってもプローブをあてれそうにないので、本当はこれを機会に[あそこを絶縁する - 主夫の生活]のように接着剤で固めたいんだけど、簡単に端子部を露出できるように、ネリケシで被覆することもやめてビニルテープで巻いとくことにしました。不細工ですがよろしくおねがいします。
それにしても、なんでこんな中途半端なところで断線するのか。コネクタ直近ならよくあることだが。最初に断線して以来(上記参照サイトの3つめ以来)、かたづけるときも極力ぎゅっと強く曲げないように、なるべく自然な形に丸めて、しかも外力が加わらないように、むかしのフロッピーディスクの10枚ぐらい入る透明なケースの中に入れていたのに、どうして断線したんだろう。最初に断線するまで折り曲げてビニタイでとめていた後遺症かな?それにしても、こうも切れやすいなんて… 中国製の安物だからしかたがないか。