「ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 上」スティーグ・ラーソン(著)ヘレンハルメ美穂, 岩澤雅利(訳)★★★★☆
- 作者: スティーグ・ラーソン,ヘレンハルメ美穂,岩澤雅利
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2008/12/11
- メディア: ペーパーバック
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面白かったよ。ほとんど、せりふと、情景描写で、心の中の独り言のようなものがなくていい。クライトンのような文体だとおもった。このスティーグ・ラーソンという人、長生きしとれば(ついこのあいだ50歳で死んだとか)クライトンのような人になっていたかも。
あたまに、登場人物の一覧があるんだけど、数が多くて、しかも系図まで載せてあって、さらに、登場人物カード(登場人物一覧が印刷された、しおりとしても使えるようなやや厚めの紙)まであって、「こりゃ、ちょっと手こずりそう」と思って、はじめはビビったけど、読んでみると意外とそうでもない。ただ、スウェーデン人の名前には馴染みがないので、「じゃあ、あいつの名前を言ってみろ」といわれると、それが難しい。読んでるときに名前を見て誰だったかはわかるんだけど、頭の中にそれらの名前と結びつくものがないから覚えていられないんだろうね。
面白いかどうかわからないから「〜下」の方は、「〜上」を半分ぐらい読んでから、と思って予約してなかったんだ。ところが、映画化されて、しかもそれが、今まさに始まらんとす、だという情報を上の子がWWWでみつけて報告してくれたので、「こりゃ、おちおちしとったら借りれんくなっちまうぞ」と思ってちゃっと予約したのでした。でもまだとどいていません。でも、名古屋市立図書館全体で13冊あって予約順位が4位なので、近々でしょう。
いいんだけど、なぜか、それほどわくわくしないので、★4つ、ということで。ただし、わくわくしないのは自分のせいかもしれない。いろんなことに興味を失っているのだ。