『ビデオドローム』★★★☆☆

ビデオドローム [DVD]なんじゃこれは、だな。古クッサイ映画やな。というか古い映画だな。1982年作品か。B級くささがタマランわ。という人にはいいだろう。
ブロンディーのデボラ・ハリーがでていた。思っていたより横幅があるバーンとした立派なお顔だった。主役の男性はY氏にちょっと似ていて、でも眉毛がなくて薄気味悪かった。
新しいテクノロジーがでてくると、小説や映画の題材となることが多い(マイクル・クライトンもこのパターンだよね)。とくにSFだよな。新しいので耳目を引くというだけじゃない。まだよくわかっていないからだろう、その部分に自分のアイデアをいれこむことができる。そして、往々にして、そのアイデアというのはネガティブな作用というか影響というか効能というか、そういうもんだね。世間がテクノロジーの恩恵にあずかりうかれているところへもってきて、「どうじゃどうじゃ、おまいらよくわけもわからずそんなもんでよろこんではしゃいどると、こんなひどい目にあっちゃうぞ」ってな感じかな?
これも、そういったたぐいのひとつなんだけど、そのテクノロジーがまだディジタルもんじゃなくて、アナログのビデオテープというところがすごい!
いまだにビデオテープ使ってる人って、どのくらいいるんだろう。もっとも、おれはこれをビデオテープで見たんだけどね。