99.9%は仮説(竹内薫) ★★★★☆

99・9%は仮説 思いこみで判断しないための考え方 (光文社新書)

99・9%は仮説 思いこみで判断しないための考え方 (光文社新書)

内容は題名のまんま。
「〜ですよね」みたいな文体が、今風の話し言葉のようで鼻につくが、科学に親しみのない読者には「あたたかみがあっていい」と感じられるかもしれない。しかし、科学に親しみのない人はこの本の読者にはあまりいないと思う。本当はそういう人にこそ読んでもらいたい本なんだが。
ところが科学に親しみのある人なら、題名だけで納得しちゃうと思うので、読む必要がない。でも、そんなあったりまえのことでどうやったら1冊本が書けるのか興味があるなら、読んでもいいかも。
著者の言いたいことは、俺も声を大にして言いたい。あなたの耳には届いていますか?