『泳いで帰れ』奥田英朗(著)★★★★★

泳いで帰れ

泳いで帰れ

以前『港町食堂』を読んであんまりおもしろくなかった(「港町食堂」奥田英朗 ★★★☆☆ - 主夫の生活)ので、この人のエッセイというかノンフィクションを読む気はあまりなかった。が、このまえのCD(Drag Starで緑図書館にいく - 主夫の生活)を返しにいったついでに、借りてきてしまった。書棚の奥田英朗のところを見たら、まだ読んでない本はもうノンフィクションしかなかったのだ。『港町食堂』のところでも書いたが、この人は文章はおもしろい。けど、〈行動が〉おもしろい人ではない、と思う。たぶん職人なのだ。
しかし、やはりおもしろかった。ノンフィクションのくせに泣けてきちゃうもんな。しかもスポーツもんでおれが泣けるとはなあ。それがスポーツなのかなあ。
アテネオリンピックの観戦記なんで、BGMはAphrodite's Child。つまみはピスタチオといきたいところだが中国産ピーナッツ。それでウーゾがあればなあ。空き瓶ならあるんだが。