四川の陳麻婆に負ける

I家の人々と。四川も久しぶりなら、陳麻婆はもっと久しぶり。
陳麻婆を食べるときはそれとライスだけに注文を絞り込んで、真摯な態度で臨まなければならなかったのに、すっかりそれを忘れていた。うかつにも、いろいろ料理をたのんだ上に、なんと坦々麺までたのんでしまったのだ。
しかも、それらのほうが先に出てきて、腹もある程度ふくれ、舌もある程度しびれた状態で陳麻婆に対峙するという条件の悪さ。しばらく四川にいってなかったせいで、辛さに対する耐性もかなり下がっていたにちがいない。
それでも、I氏と俺でかなり健闘はした(その他6名は戦力にならない)。半分ぐらいは食ったと思う。だが、負けは負けだ。それは素直に認めなければ。
結局残ったそれはI家用とわが家用の2つの缶に分けられてお持ち帰りとなる。まあ、それで当分楽しめるわけだが。
帰り際にI氏から、[特選金門高粱酒58°]という酒をいただく。原料は高粱と小麦である。高粱の酒は初めて。というか、高粱という穀物自体初めてである。「保存期限:無限期」と書いてあるが、アルコール度数が高いのでキャップをしっかりしておかないとアルコールが蒸発しそう。現時点でかなり甘いので、アルコールが抜けたらシロップみたいになるかも。