日本辺境論 内田樹(著) ★★☆☆☆

日本辺境論 (新潮新書)

日本辺境論 (新潮新書)

はじめは面白くてズンズン読み進めていけたんだが途中から武道の話になり哲学の話になり、ワケがわからんくなってとたんにペースが落ちる。
日本が大陸の東端に位置するという地政学的な理由から、「中華」(つまり進んでるところ、権威のあるところ)から認められることを渇望している、という。なるほどねえ。だから、みんなアメリカが好きで、ブランドもんが好きで、ナンチャラ検定が好きなんだなあ。
[日本]というのは中国から見て[日出ル処]と言う意味なんで、[中国東]と言っているようなもんである。アメリカ合衆国を[カナダ南]と言ったらおかしいだろう。ゆえに、わが国を[日本]というのもおかしい。というのは、俺も大賛成。
かつて、[にほん]とか[にっぽん]とか[ジャパン]というのは(むかしの)中国読み(が元)なのでけしからん。[ひのもと]というべきだ。と、言っていたことがあったが、それもだめだわ。じゃあ、なんと呼んだらいいかというと、、、やっぱり[中国東]しかないか。外国で[名古屋]を説明するのに[東京と大阪のあいだ]って言うのとおなじで、それが一番わかってもらいやすいもん。顔にだって[眉間]なんて部位もあることだし。そういや、わが家の近くに[有松裏]っていう地名もあったわ。