傘をなおす

傘の骨というのは、折れても全部折れてしまうことはない。つまり、骨が折れて使ってない傘でも、ほとんどの骨は折れてない。そういう傘が何本かあったので、骨を移植して使えるようにした。3本ぐらい復活した。
ところが、傘の骨って、同じような長さに見えて、実は微妙に違っている。全長が同じでも、リンクの位置が違ってたりする。というわけで、開くとかなり丸くなったり、すぼめても少し開き気味になるやつもできてしまった。
また、ジャンプ傘は、開いたときも閉じたときもばねにテンションがかかるようになっていて(それでジャンプ的に開くのだし、開いたあとも開いたままになる)、骨を針金で結束するときすこぶる困った。が、傘を開いて、スライダ部をバイスを使ってギューっと押した状態に固定してやれば、それほど苦労しないことを発見した。
ただし、作業は傘の軸部でのこまかい仕事が中心となるので、傘の骨や布が邪魔になって、常に前かがみである。はじめ床の上でやっていて、「これはいかん」とテーブルに移動したが、やはり前かがみを強いられ、むしろ床のほうがいいと、ふたたび床に移動。作業終了後は腰が痛くてたまらんかった。
読書モードに入れないのは、このせいもあるかもしれない。この作業のせいで、なおすおもしろさを覚えてしまって(まえから知ってはいたが再認識ということで)、なんか、どうも、なおしモードなんだな。