洗濯機がたいへん

すすぎの途中で突然エラーが出た。「E51」。説明書を参照する。「水栓がしまっている、または、水圧がいちじるしく低い」などとある。おかしい。[洗い]はできたんだから水栓が閉まっているはずがない。大体、水栓は洗濯機を動かさなきゃ操作できない位置にあるのだ。しかたなくあの重い洗濯機をずらして確認する。すると、なぜか閉まっていた。
ところが、それも問題だが、もっと大問題が起きていたのだ。床が水で濡れていたのである。排水パイプが筐体のへりに当たり、振動でこすられ破れたのが原因らしい。実はこれで2回目である。
1回目は設計事務所に応援を頼んだ。洗濯機の収めてあるキャビネットのはずし方がわからなかったからだ。しかし、キャビネットをはずすんではなく、洗濯機を引っぱりだすだけだった。そこで、今回は一人でそれをやった。
そうして洗濯機をその前にあるリネン用キャビネットにもたれかけさせておいての作業である。ゴム足がへんな風に変形しそうであせりながら、穴のあいたところにビニルテープを巻いた。今後もこすれることを考えて、さらに宇部鉱産のエアーキャップ(プチプチシート)をガムテープぐらいの幅に切ったものをぐるぐる巻きつけた。そしてその両端をビニルテープで止めた(ビニルテープがなくなって全部は巻けなかった)。
わが家では排水口が洗濯機の下にくるので、真下排水という方法をとっているのだが、横から排水パイプを出すときはちゃんとパイプの太さの穴があるのだが、下から出すときはそれがない。というか、下側は大きく開いている(つまり側板のようなパネルがない)のでホースを出すための穴の必要がない。しかし、大きく開いているところからホースを出すのは容易であるが、大きいゆえに自由度も大きく、脱水時の振動で大きくゆすられる。そういう意味ではホースの径ぎりぎりの穴からホースを出したほうが擦られにくいかもしれない。しかし、あれだけ振動すればいずれはこすれて穴があくのではないか。
わが家ではElectrolux for Toshibaのドラム式を使っている。たしかに洗濯時は今まで使っていたフツーの洗濯機に比べて格段に静かだ。しかし、脱水時にはけっこう揺れる。筐体の揺れはさほどでもない。背面パネルをはずして中を見るとわかるが、メカ部は立派なばねとダンパーで支えられている。まるで自動車のダンパーのようなやつの小型版である。だからメカ部が揺れても筐体はさほど揺れない。しかし、排水ホースはメカ部に取り付けられている。だから、排水ホースはかなり揺れるのだ。
いつまでもつか。一発でもれるか。こんどだめなら、もうホースの交換だな。そんときゃホースのまわりにエアコンの冷媒用ホースにまく断熱材みたいのをまいてもらうだな。