黒砂糖でシフォンケーキ

沖縄のMちゃん(君?)からもらった黒砂糖が超長期にわたって冷蔵庫の一隅を占拠しとったので、まあええ加減使わなかん、と、ずーっと思っとったんだわ。で、こんどはそれを使ってシフォンケーキを作ろうとまえから考えとったわけ。
おっと、そのまえに。
今回は手がこんどるよ。まえに書いたと思うが*1、ボウルがケーキ用じゃなくて、底が平らじゃない。
〈写真は同形の別サイズのもの〉
だから、ゴムべらでさらえるとき、どうしても取り残しが多くでてしまう。そこで、まず、ボウルの底に角材をあてハンマでガンガンたたいてほぼ平らにした。
〈こちらはたたいたほう〉

さて、黒砂糖は想像以上に固く、乳鉢に入れて乳棒でゴンゴンどついたれば砕けるとたかをくくっていたが、そうは問屋が卸さなかった。ある程度は小さくなったが、粉々にはならない。飴のようになっていたのだ。乳鉢のそこや乳棒の先っちょにも固くこびりついてしまう。あとはハンドミキサーでがーっとやればなんとかなるだろうと、次の工程へ。
底をたたいて平らにしたボウルはやはり使いやすかったし、義母から直径30センチの巨大ボウルが借りてあったので、
〈右は直径20センチのシフォンケーキ型。いかに巨大かがわかるだろう〉
ボウルからあふれることを心配することもなく仕事ができた。
黒砂糖は、けっこう塊が残っていたみたい。焼きあがって型からはずしてみると、底(はずしたときにてっぺんになる)に塊がしずんでいたらしく、それが熱で融けて、虫食いのようになってしまった。味は、砂糖の塊があったぶん、それ以外のところは甘さひかえめでよかったけどね。
黒砂糖をどうやって使ったらいいのか。食べながら考えた。電子レンジで融かして使うのはどうか。次回はその作戦でやってみよう。