『民族学者の発想―人間のいとなみを語る』梅棹忠夫(対談集)★★★★☆

民族学者の発想―人間のいとなみを語る

民族学者の発想―人間のいとなみを語る

対談のお相手は8人の民博所属の学者たち。それぞれが、

  • 宗教について
  • 科学について
  • 言語について
  • 食について
  • 教養について
  • 音楽について
  • 芸能について
  • 国家と民族について

語り合う。
いろいろ知らないことが出てきてよかったが、たくさんありすぎてほとんど覚えていない、読み終わった今となっては、読み終わった直後なのに。
対談ゆえに(話し言葉ゆえに)理解しづらいところもあったが、適宜[註]というかたちで参考文献も紹介されているので、気になるならば参照すればいいだろう。
285ページで2500円とは、高い本である。
漢字がすくなくて俺ごのみだった。基本的に漢語は漢字、和語は平仮名なのかな?とも思ったが、あまり厳密ではないようだ。平仮名が連続して読みにくいところも数か所あったが、それでもたったの数か所だ。そういう場合は分かち書きすればいいとも思うが、そこだけするのはブサイクだ。いっそ全部かなかな?