ビーサンの痛いわけ

このまえ山にのぼったときはいていたビーサンじゃなくて、別の。ビーサンの鼻緒の後ろ側とりつけ部の内側のほう(写真の黄丸の部分)が、俺の貧弱な土踏まずの後端にあたって痛かった。なので、ここんとこしばらくはいてなかったのだ。
しかし、このまえのビーサンは踏面がツルツルにコーティングしてあって、雨の日はツルツルと晴れの日もサラサラとすべって歩きにくく、力が無駄になってるような気がしてならない。それに対し、このビーサンは表面が低発泡ウレタンの素地のままで、すべらず歩きやすい(ただし、そのぶん汚れを吸収しやすい)。また、水色の本体に真っ赤な鼻緒というカラーリングが好きだ。
それで、久しぶりにまたはいてみたんだが、やっぱり痛い。そうとう痛い。MaxValuへいくだけでやんなるくらいだ。
この赤い鼻緒、もともとこのビーサンのものではない。またまた別のビーサンの本体だけが駄目になったので、はずしてとっておいた鼻緒である。そこへもってきてこの水色のビーサンの鼻緒が切れたので、それにすげ替えたのだ。
というわけで、水色のビーサンは本体がかなりすり減って薄っぺらくなっているのにたいし、鼻緒のほうはそれほどでもないので、鼻緒の取り付け部が地面に押されて踏面から浮き上がってしまうのだろう、と考えていた。
そこで、ちぎれてしまったレバーファイルの表紙(?)を切って、鼻緒取り付け部底面側のフランジとビーサン本体のあいだにはさみ込み、取り付け部が下に引っぱられるようにした。この方法は、鼻緒の抜け止めとして以前から用いていたが、これをこのようなかたちで利用するのははじめてであった。
しかし、それでも痛いのだ。
そこで、歩きながら考えた。後内側鼻緒取り付け部が足の中央よりに来てしまう(あるいは、足がビーサンの内側よりに来てしまう)のがそもそもおかしいのではないか。ならば、なぜそうなるのか。
よく見ると、外側の鼻緒は足にわりとぴったりとくっついている。内側の鼻緒はなんか余裕がある。どうも足が外側の鼻緒に制限されて、内側へ押しもどされているような感じだ。ひょっとして鼻緒って左足用右足用ってのがあるのか?
道端で、脱いで、ちょっと合わせて見ただけではわからない。
そこで、イオンのひとけの少ない2階のベンチにすわって、鼻緒を取りはずして比べてみると、、、ああ、やはりそうだったのか。左右非対称じゃん。なるほどね。前取り付け部の位置するのが足の内側よりだから、とうぜん外側鼻緒のほうが長くないといかんわなあ。左右逆にしとったでいかんのだ。ということで、左右の鼻緒を交換して取りつけなおし、うん、なかなか調子いいです。