すっかりだまされる

この椅子の上に弁当を置く

朝、下の子が「行ってきま〜す」と家をでた。その直後、上の子が「俺も行ってきま〜す」と言って、ドアの開閉する音がした。
ふと見ると、まだ弁当が置いてある。〔これはいかん。駅に着くまえに追いついてわたさんと〕と思って、大急ぎで自転車で追いかける。駅までの中間ぐらいのところで下の子に追いつき、「兄ちゃんは?」ときくと、???の様子。
とりあえず家にもどると、案の定、上の子は自分の部屋にいたのであった。
考えてみれば、弁当は財布やメガネや携帯電話の置いてある椅子の財布やメガネや携帯電話の上に置くことにしたのだった。そうすれば、忘れていかないだろうということで。弁当を持ち上げれば当然それらが目に入ってしかるべきなのだが目に入らなかったのだなあ。あわてとるときってぇのはそういうもんなんだ。