ジューン・ブライドとマネーの起源
ユピテルの妻で妹のユーノーは、ローマの主要な女神であった。光の女神であり、婦人の保護神である。このため6月(ユーニウス)は結婚に最適の月とされた。また国家の財政の守護女神であった。ユーノー・モネータ[忠告者ユーノー]とも呼ばれて、カピトリヌスの丘にユーノー・モネータの神殿があった。これはルキウス・フリウス・カミルスによって紀元前344年に奉納され、ローマで最初の貨幣鋳造所となった。これよりモネータは造幣所の意となり、貨幣の語源となった。
- 作者: クリストファーヒバート,横山徳爾
- 出版社/メーカー: 朝日新聞社
- 発売日: 1991/02
- メディア: 単行本
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