『earth code 46億年のプロローグ』GENERATION TIMES (著), 山本 良一 (特別協力) ★★★★☆

EARTH CODE―46億年のプロローグ

EARTH CODE―46億年のプロローグ

このまえの『survival ism―70億人の生存意志』が第2弾。これがその第1弾。『survival ism―70億人の生存意志』同様、オシャレでかっこよくてしかも深い。ヴィジュアルが美しい。
この本では、過去から現在にいたる自然(地球や人類もふくんだ生物)に着目して、現在から未来へつづく自然を考えていこう、という感じ。タイトルは、自然(人類もふくむ)には地球の暗号が織り込まれている、という意味だと思う。
とてもいい本なんだが、最後に“地球生命圏の永続性を、すべての価値判断の前提としなければならない”とあるので、おれにとっては1マイナスなのだ。
もうそんなことはどうでもよくなってしまったのだ。
というのは、自分の夢というか最大の関心事は《世界の終わりを見てみたい》ということにしたからである。
そのためには環境(自然環境や社会環境)はどんどん悪くなってもらわないといけない。が、そんな中で自分は長生きしなければならない。
いままでたぶん見ないように心の奥底にかくしてきた気持ちだと思う。いまでもそんなこと公言するのはなんかまずいような気もする。世界中の人を敵にまわすような気もする。反社会的だと思う。
でも、あーだこーだ言われすぎて、それに反発する自分に気がついて、じゃあなぜ反発するのか考えてみたら、見つけたんだよね。隠れていたそういう気持ちを。
それからなんか気が楽になった気がするよ。自分が無駄なことやっても後悔しないし、人が馬鹿なことやっても許せるしね。