一宮総合体育館にいく

きのうの話。
まず、どの道でいくか迷った。
下道でいくならほぼひととおり。1号から19号にはいり日銀をこえてそのまま22号にはいるというパターン。
だが、はじめから高速でいく前提である。妻の意向で。
となると、ざっと3パターン。
ひとつは、名二環→上社JCTから東名→名神→一宮JCTから東海北陸
ふたつめは、名二環→清須JCTから名古屋高速16号一宮線→一宮ICで名神に合流して→一宮JCTから東海北陸
みっつめは、名古屋高速大高線→都心環状を経て清洲線→一宮線→あとはふたつめとおなじ
ほかにも、名二環もしくは名古屋高速でいって楠JCTから名古屋高速11号小牧線にはいり、小牧ICから名神、あとはおなじ、というパターンもあるが。
まあ、でも、名古屋高速を使うみっつめのパターンは問題外だ。ひとつめが距離は一番あるのに一番やすくて700円。ふたつめは720円。みっつめは1200円だもんなあ。イカンわあ、高すぎるもん。ええかげんにしとかなかんよ。これじゃあ名古屋高速もうからんわ。みんなNexcoの道路つかっちゃうだろう。ああ、俺んちの場合どっちも近いからそうだけど、もっとまちなかの人だと名古屋高速つかうか。あるいは途中でおりたい場合。
行きと帰りと同じ道をつかうのもつまらんので、じゃあ、ひとつめとふたつめとどちらを行きでどちらを帰りにするかという選択で、東名は帰りの時間帯(夕方近く)には混みそうなんで、行きをひとつめの東名経由パターン、帰りをふたつめの名二環メインのパターンにした。
帰りの一宮JCTで合流する前後で少し渋滞があったけど、行きも帰りもまあ気持よく走れた。とくに名二環はいいね。すいてて。ICも近いし。それに安いし。名古屋高速だと680円のところが200円だもんな。
むこうについて、おれは暇なのであたりを散歩してみることにした。母の実家がわりと近くで、小さいころに2〜3回きたことがある。
そのときそのあたりにゴミが大量に捨ててあるところがあり、おれはそこからほとんど汚れてない『吸血鬼ドラキュラ』(ブラム・ストーカー著)の文庫本を拾った。プラスマイナス1kmぐらいでこの左あたりだと思う。

拾っただけでずっと読んでなかったが、中学生になってから読んで、その影響で神とかキリスト教に興味をもった。そして日記を書きはじめた。それが今でもこうして書いていることのもとになっているのかもしれない。もっとも、それを拾わなくてもあるいは読まなくても今こうして書いているかもしれないが。
このあたりは堤防が二重になっていて、この堤防は外側の堤防で、桜の名所のようである。内側にもう一つ本物っぽいのがある。ちょうど川島という中洲の町があるところなので、流れがほそくなり、そのためあふれ出しやすいので二重になっているのかもしれない。あるいは、ダムなどの影響で水量が減り、川幅がせまくなったので土地の有効利用のためより内側にあらたに堤防をもうけたのか。
ちょうどその二重の堤防のあいだにこの一宮総合体育館はあり、それだけでなく、あたりはざっと散歩したところでは野球場3面サッカー場3面ちゃんとした試合のできそうなサッカースタジアムっぽいものひとつを有す運動公園となっている。
いままでなにもなかった、あるいはゴミ捨て場くらいしかなかった広大な空間を有効利用しようということで、つくられたのだろう。と思っていたら、二重の堤防のあいだには住宅もあって、見た目からしてそれほど新しくない。おそらく30年以上まえから人も住んでいたようである。それでも、やはり、まだ、〈一般廃棄物最終処分場〉というようなものも残っているのだった。
いつも高速道路から見るだけだった塔の下にもいってみた。

近くで見るぶんにはいいが、すこし離れたところからだと鬱陶しい。日差しは強いが、川っ風に吹かれていると気持ちがいい。まわりを見わたすとなにもない、というわけではない。こいつがあるせいで。
ずんずんいくと、河畔林というものを保存してあるところがあった。

そしてそこから南へいって外堤防の外側に、すげえ色の瓦屋根を見つけた。