ミュージックバトン

きのうあんなこと書いたもんだからさっそく。でも、バトンが回ってきたと言っていいものかどうか、そこんとこがとても微妙。というのも、「設問が判らないならお教えします」とのことなので。
いやしかし、たったあれだけの設問数だったとは。もっと面倒な印象だったが。だからこそ、俺はあの時そのバトンを突っぱねたのだ。と思っていたのだが。
設問数のことはともかくとして、問いの内容が答えにくいものであったことは、いまそれを見ても確かといえる。質問にはいい質問とわるい質問がある。わるい質問というのは、答えられない質問のことである。答えられないのは、質問が誤った認識に基づいている場合、文言に多義性があり何をきかれているのかわからない場合、などである。あと、答えられないわけではないが、答えるのが非常に面倒な質問というのもわるい(というか、いやな)質問である。調べれば答えられる(答えられそう)なんだけども、調べるのに手間がかかりそうな場合である。それと、答えるのは簡単でも(面倒ならなおさら)、どうしてそんな質問をするのか質問者の意図がわからない質問には答えたくない。そういう質問には、質問で答えるのが一番である。
この「ミュージックバトン」というのは、すべて上記のいずれかに当てはまる質問である。それでは、順に見ていこう。

ミュージックバトン −K氏に捧ぐ−

1)PCに入っている音楽ファイルの容量は?
これは、意図のわからない質問である。これで何がわかるというのか?音楽への傾注度?そんなもんCDばっかり、あるいはアナログ盤ばっかり(あるいはカセットテープばっかり?)の人はどうなる?ではなくて、音楽のデジタル化度?だとしたら、そこでまた、そんなこときいてそれで何がわかるの?ということになってしまう。質問者がちゃんと答えてくれたら納得できるかもしれないが、そうじゃない今の時点では、答えたくない質問である。
そして、調べるのが面倒な質問である。iTunesを立ち上げるのが面倒だし、iTunesのプレイリストに入れてない音楽ファイルもある。それらも合計するとなると、とてもやる気になれない。
2)いま聴いている曲は?
これは「いま」というのに多義性があって答えにくい。「いま」とは、まさにこの瞬間、なのか、最近、という意味なのか。そして、まさにこの瞬間というのは、静止した1点ではなく、動的な概念(いつでもそのときが「いま」)なのである。だから答えられない。
しかし、あえていまこれを書いているときということであれば、バルトーク弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽(アンタル・ドラティ指揮・デトロイト交響楽団)で、最近ということなら、Deep Purpleかな?
おっと、ゴニョゴニョ調べたり書いたりしているうちに、Stanley Clarke & George Duke 3 のFinger Printsになってしまったじゃないか。ほらね。
3)最後に購入したCDは?
これは思い出せないな。それに、これも「購入」というのが注文をさすのか納品をさすのか支払いをさすのかわからない。
4)よく聴く、または特別の思い入れがある曲を5つ
これはそういうのが5つあるという前提にたっている質問だが、そういうのがないので答えられない。
5)次にバトンを渡す人 5名
これも、そういう人が5名いる前提の質問だが、そういうつもりがないので答えられない。
あのときK氏にはメールで書いたが、もしも一人の人が5名に渡し、それらの人がみな律儀に5名に渡し、、、ということが14回(たった14回!)続いたら、それだけで、5^14=6103515625人、つまり地球の全人口を上回る(たぶん)数のメールが飛びかうことになる。それが短時間に行われたとしたら、それは、もう、ほとんどサイバーテロである。
まあ、バトンは1人に渡すもの。5人に渡す、とかいうのは、なるべくならやらないほうがいいのではないか?