ラキヤという酒

やはり「ヒストリアンⅡ」の話だが、その中で、ブルガリアの「頭が朦朧とするブランデー」「強烈な琥珀色の液体」と紹介されている。だから、たぶんトルコのRAKI(Ahoo! JAPAN News 2003”N4ŒŽ参照)とは別物なのだろうが、音的に似ているのが気になる。
これを書くために、本を検索したのだが、「ワラキア」という語も頻出するので、紛らわしくてたまりません。
ちなみに、RAKIは無色透明、水で割ると白くにごるのが、「LÖWENMILCH」(LION MILK)の所以だと思う。こちらはギリシャのウーゾOUZOにかなり近い酒だと思う。どちらも、俺にとってはGINとならんでかなり好きな酒である。いや、むしろ、GINよりRAKIやOUZOのほうが好きかもしれない。
今は(まさに今は)焼酎「いいちこ」を飲んでいるが、こんな低刺激性のものは却下である。かつて、「12」という銘柄のOUZO(700ml)がディスカウント酒屋で、たしか270円(!)で売っていて、店にあるだけ買い占めたことがあったが、どこかにまた安く売ってないだろうか?その店では、もう仕入れる予定はない、とのことだったのだ。
今、これを書くために、未練がましく残してあったそのボトルのふたを開けにおいをかいでみた。あああ、なんとかぐわしい。遠い記憶に吸い込まれていくような、そのまま気が遠くなって失神しそうな、そんな気持ちになるのです。