お江戸でござる―現代に活かしたい江戸の知恵をよみおえる

最後までおもしろかった。いや〜、お江戸おそるべしだ。しかし、お江戸の暗黒面はどうなっているのか。たとえば、犬屋敷のこととか、カムイ伝的なこととか。おれとしては、多少のゆらぎは当然あろうが時代は着実によくなっているとおもっているのだが*1

*1:時代のよしあしの指標のひとつとして、きわめて単純ではあるが、人口があるとおもう。つまり、その時代が何人の人間をやしなうことができるか、ということ。人間が生物であるかぎり個体保存・種保存は本源的な欲求であり、人口がおおいということはマクロ的にみてそのどちらもがみたされているとかんがえられるからである