木靴の樹 [DVD]

木靴の樹 [DVD]木靴といってもいまでいうミュールだな。おれぁてっきりアッパまで木のオランダのクロンペンみたいなやつだとおもっていた。まあ、そんなことはさておいて、
っと。NHKの番宣でいっていたけど、自然光だけでとったのか。たしかに一幅の絵画を見るようだな。ミレーとかフェルメールとか。
おれは最初ベルトルッチの「1900年」をおもいだしたけど、こりゃ一種のホームドラマだな。歴史のうねりとかじゃなくて。タイトルからしてちがうもんな。でもあの1階の作業場でみんながあつまってうたいながらとうもろこしのかわをむくシーンは「1900年」でもみたとおもう。あの時代では一般的な風景なんだろう。まずしいけど、ちょっとうらやましくもある生活だぜ。
それにしても1回目にみたときは全体の5分の3以上はねていたとおもったんだが、気をとりなおして2回目に挑戦したら、そうでもなくて、ねていたのは、どうだろう全体の1割もないのではないか。そして不思議と2回目はねむくならなくて、ねむくなるかならないかで映画のよしあしははかれないということがわかったよ。ねむくなるかどうかは映画そのものよりもむしろ体調に依存することがらなんだろうな。