Animal Logic II が届く

いわく因縁つきのアルバムだ。http://www.geocities.jp/masatec/AnimalLogic.htmlといういきさつで辛くも手に入れたものの、それだけではすまなかった。それはアナログ出力を録音したもので、トラックマークや曲名が入ってなかった。そこで自分でトラックマークや曲名を入れた。ずいぶん前の話で、記憶はあいまいだが、そのときディスプレイの表示の誤解で曲の一部を消去してしまった。パニクった俺はさらに失敗を上塗りし、後ろの3曲を丸々消してしまったのだ。申し訳なくて録音しなおしてほしいとは言えなかった。そもそも違法行為なのだ(たぶん複製して譲渡したほうが、譲渡されたほうではなく)。お願いすれば罪を重ねさせることにもなる。
以前、スプートニクの恋人を読んで

The Magus: A Novel

The Magus: A Novel

を思い出したと書いた。で、連鎖的にこのアルバムを思い出したのだ。というのも、
魔術師 上 (河出海外小説選 25)

魔術師 上 (河出海外小説選 25)

を読みながら*1ずーっとそれを聴いていたからだ。そしてその音楽とギリシャの島での不思議な体験とが実によくあっていた*2
で、何が「初めて」「コンピュータ」かってぇと、これが俺がネットオークションで初めて買ったものだから。このアルバムのことを思い出して、ふとオークションのことを思いつき(いままでどうして思いつかずにamazonだのHMVだのばかり探していたんだろう?)、検索したら一発で発見。しかも500円。しかも入札者1人で当然最低価格で落札できたのだ!俺は最高3000円で入札したのに!実はもっとつけてもよかったかな?とあとで思ったくらいなのだ。ほんと幻のCDだもんね。じゃついでにThijs Van Leer & Jan Akkerman の FOCUSも探してみようかな?

*1:思い出した本が洋書で読んだ本が訳本なのにはわけがある。そのころ俺の職場にはイギリス人のSiがいた。彼はいつも同じ本を読んでいた。たいてい俺の向かい側で読むので、俺の目にはその表紙の文字が焼きついている。それが「MAGUS」だ。相当お気に入りのようなのでどんな話かときくと、Masculinの話だという。それで丸善へいった。店員に聞くと、作者はわからないか、と言う。仕方なく外に出て公衆電話(懐かしい!)でSiにかけると留守。かわりにKathyに電話したら、たしか日本語訳もあるよ、とのこと。当然俺の足は丸善ではなく、図書館に向かったのであった。

*2:そういう経験は他にもある。たとえば、

ポーの一族 (1) (小学館文庫)

ポーの一族 (1) (小学館文庫)

を読んでいるときずーっと
Moving Waves

Moving Waves

を聴いていた。これがまた、ちょっと古い(どのくらい古いかわからないが)ヨーロッパつながりで、めちゃくちゃフュージョンしていたのだよ。