『陰謀の日』シドニィ・シェルダン(著)天馬龍行(訳)★★☆☆☆
- 作者: シドニィシェルダン,Sidney Sheldon,天馬龍行
- 出版社/メーカー: アカデミー出版
- 発売日: 1999/02/01
- メディア: 新書
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- 出版社/メーカー: アカデミー出版
- 発売日: 1999/02/01
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NEWYORK TIMESが絶賛している本ですから読み進むうちにすっかり虜になり、全399ページのところただ今335ページまで一気に読み進んできました
と書いているので、あんなにUFO嫌いの人がそんなんになるとはどんな本か?と読んでみました。
あかん、たいしておもしろくないです。追いかけているうちはズンズン読めたのですが、追われるようになってからスピードががくんと落ちてしまいました。
で、読み終わったあとなにが残っているかというと、なにも残っていなくて、ちょっと時間のムダ感ありです。
ところでUFO(この場合字義どおりのではなく*1、世間で普通に使われる意味においての、ですが)については、俺の立場は「わからない」というものです。報告のほとんどは誤認または捏造でしょうが、すこしはそれらで説明がつかないものもあるような気がします。
むかし、俺は、“「あほー」とは、浅薄な理解と、恥さらしなこと”と宣言しましたが、最近ではこれにもう一つつけくわえて“「あほー」とは、浅薄な理解と安易な断定、そして恥さらしなこと”と変更します。
と同時に、おれは〈あほー〉からの脱却をはかるべく、安易な断定をしないことにしました。世の中のほとんどのことについて俺は判断をおこなうに十分なデータを持ちあわせておらず、つまり浅薄な理解しかしておらず、それゆえ安易に断定をすることが困難になっています。なのでほとんどのことが《わからない》。
3つめの要件についても、こういうものを書いている時点でみたしています。なので〈あほー〉から脱却するために、みたしていないことがわかっている要件をつけくわえているのではないか、とも考えられます。
ただUFOというのは、心霊現象や超能力のような超常現象やあまたある占いよりは、現実的なような気がします。
*1:[U]は[わからない unidentified]の[U]で、もしわかったらその時点で[UFO]ではなくなってしまうよね。