『家日和』奥田英朗(著)★★★★★

家日和

家日和

家というよりも家族というよりも家庭というよりも、たぶん夫婦にまつわるお話が数篇。おもしろかった。ほのぼのするし。「まあいっか」ていう感じで。
とくに、会社が倒産して主夫になるやつ。おれとそっくりだなあって。もっともおれの場合は倒産じゃないけどね。
あと最後の作家とロハスのやつ。笑えるわあ。「ロハスロハス」と言いながら、かぼちゃの種すててんじゃないぞっ!中で登場人物の作家に「自分のことを書いた小説はきらい」と言わせてるけど、これって自分のことじゃないのか?