スピードを出し過ぎると燃費が悪くなる

きのうは上の子の引越しで、川崎市多摩区まで往復約650kmを走った。ミライースに荷物を詰め込んで、後席にも詰め込んで、後席はぎりぎり1人だけ肩身の狭い思いで乗れる状態で引越しをしたのだ。
きのうはまだいい。妻もいったから。運転する人が2人いて、交代で運転したから。このまえ下宿を決めに行ったときは、俺一人だったからもっと過酷だった。とはいうものの、それほど疲れはしなかった。むしろ疲れたのは貼りだしてある下宿の物件紹介票のようなものをつぶさに見て、候補のスペックを比較することだった。そのあとの物件の実地検分はまだらくだった。
このまえはミラバンでいって、その前後の走行をふくめた燃費が約21.8km/リッターだったので、今回はぜひともそれをこえてもらわなくちゃ…という気分だったのだが、行きはそのまえの走行をふくめて22.5km/リッターぐらいだったかなあ。帰るまえに燃料を入れて帰ってきたときは24.0km/リッターだった。最高は高速おりる直前の24.1km/リッター。
帰りは、燃料を入れてすぐ長距離走行かつ高速道路走行だったので、燃費計の数値がいきなりグングン上がって、すぐに22km/リッターぐらいまでいったんだけど、調子にのってぶんぶんスピードだしてたらエコドライブインジケータというのかな瞬間燃費で色が変わるやつが[燃費わる〜]を示すオレンジ色になっちゃって、かといってスピード落とす気にもなれずそのまま走っているとどんどん燃費がわるくなってあれよあれよという間に19.8km/リッターみたいになっちゃったんだよね。
どうも、高回転を続けているとエンジン温が上昇してそれを下げるために混合気を濃くしてガソリン冷却をしてんだよね。日本車はというか日本国内向けの日本車は時速100km以上出さないタテマエになっているので、基本的に排気バルブに金属ナトリウムを封入して冷却するいわゆるソジウム冷却なんかしてないだろうから、どんなやつでもある程度以上の高速走行では極端に燃費が悪くなるのだろうけど、ただそんなことわからないから平気な顔してスピード出してるだけなんだよね。ミライースではそれがわかるっていうだけで。
もっとも、軽自動車だからエンジンの回転数が比較的高くなるのでより大きなエンジンのクルマよりはエンジン温も上昇しやすく、より低い速度からエンジン冷却がはじまるということはあるだろうけど。
というわけで、その後は瞬間燃費インジケータみたいなやつがオレンジ色にならないように走ったのでした。上り坂ではどうしても黄色になっちゃうけど。
それにしても、メルベン190Eにもチッチョ(アウトビアンキA112)にも瞬間燃費インジケータみたいなやつはついていた(前者は針式アナログメータ、後者は赤・黄・緑のLED表示)けど、高速走行を続けていて瞬間燃費がわるくなったことを示したという記憶はないなあ。前者はたぶんもちろんソジウム冷却されてるだろうけど、後者はどうかねえ。たしかに排気量は960ccぐらいで、日本の軽自動車よりは大きかったけど、それよりも、瞬間燃費インジケータみたいなやつが実は燃料の噴射量じゃなくて(そもそも燃料噴射装置じゃなくてキャブレターだから)シリンダ内の負圧を示していただけなんだろうね。