『イタリア的○○生活』パンツェッタ・ジローラモ(著)パンツェッタ貴久子(訳)★★★★☆

イタリア的○○生活―ジローさんのエッセイ傑作集

イタリア的○○生活―ジローさんのエッセイ傑作集

妻が借りてきて、いま全国大会で大分にいっているので「返しといて」とあずかっていたものを、ササッと読む。
文章がうまい。訳がいいと感じさせるものがあるが、もとの文章を知らないので定かではない。もちろんお話もおもしろい。イタリア好きの俺としてはなおさらである。ただ感動するようなところはなかった。なのでマイナス1。
あと、カタカナ表記のイタリア語のせりふが多すぎると思った。どうせそんなもんは読んでもわからないし、まして覚えれるわけでもない。いっそ、ローマ字表記なら英語からの類推やリエゾンの可視化でもっとわかりやすくなったかもしれない。
もうひとつ。ジローラモ氏はいろいろ、特に食に関して、こだわりがあるようだが、こだわりのない状態を理想としている(これでも)オレとしては、ちょっと…という感じもあった。