『無法松の一生』岩下俊作(著)★★★★★
- 作者: 岩下俊作
- 出版社/メーカー: 勉誠出版
- 発売日: 2009/08/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- クリック: 1回
- この商品を含むブログを見る
初版とはいうものの文庫なので、どれだけ古書的価値があるのかはわからない。
表紙は、硫酸紙のカバーがありその上にもう1枚カラー印刷のカバーがかけてある。帯は硫酸紙の下にかけてあった。
うすっぺらい本(解説を入れて102ページ)だけど、読むのにわりと時間がかかった。家にある本(図書館で借りた本ではない)ということと、うすっぺらいということそれ自体が、時間のかかった理由だと思う。まあ、いつでも読めるからいいや、返さなくてもいいからいいや、うすっぺらいからすぐに読めちゃうからいいや、と、ついついあと回しになってしまっていた。図書館で借りた本があれば、どうしてもそれが優先されてきた。
が、いい本だった。最後は泣けるわ。たしかにお涙頂戴かもしれんなあ、浪花節だよなあ、と思いつつ読み終え解説を読むと、実際に浪花節にもなってんだ。でも、こういうのがおれは好きなんだ文句あっか。
そうか映画は三船敏郎か。なるほどな。ぴったりだ。ちょっと見てみたいな。