イヤホンをなおす2

イヤホンをなおす - 主夫の生活でなおした下の子のiPodTouchのイヤホン。またもや左から音が出ないという。
まっさきに思いうかんだ原因は、やはりあのときなおしたプラグの接続部分だ。プラグの持つところが接着剤でくっつけてあるのでなかなかとりはずせない。ラジオペンチでグニグニやってもはずれてこない。しようがないのでぶちっと引きちぎってやった。
リードの本数はまえにもふれたが4本。色は赤と緑と銅色と赤緑の二重螺旋。まえにたしかめたはずなのに、もうどれが右でどれが左でどれがアースかわすれている。銅色はアースだろう。赤緑もたぶんアースだ。でも赤と緑がわからない。それにプラグの根元がアースだとしても、先端と中間のどっちが右でどっちが左かすぐにわすれてしまう。
それでWWWでしらべてみたら[MSN Japan - ニュース, 天気, メール (Outlook, Hotmail), Bing検索, Skype]に、書いてあった。忘れないようにここに書いておこうと思ったが、プラグの極性についてはWikipediaにも書いてあることだし、調べる手間はここで調べてもWikipediaで調べても同じなので、やめとこう。と思ったが、やっぱり書いときます。

先端:左
中間:右
根元:アース

さて、リード線の色のほうだが、上記リンク先では赤が左、緑が右と書いてあった。なんかおれの記憶というかもっと根拠薄弱な…感覚とちがう。
まあ、それはおいといて、そこにあった被覆についての記述はありがたかった。なるほど、被覆を紙やすりでこすりとったり、火であぶったりしなくても、いきなりハンダメッキをすることができる。というか、紙やすりでこすると細い線がばらばらになって始末がわるくなり、ハンダメッキをしても太くなり、またアホ毛のようなのが残ったりして、こまかいところにはんだ付けしにくくなったり絶縁がわるくなったりする。火であぶると被覆はよくとれるのだろうが、とれすぎて非被覆部分が長くなりすぎ絶縁がわるくなったり、表面が酸化するのかハンダのノリがわるくなったり、火であぶったあと紙やすりでこする必要もあって、紙やすりでこすったときのデメリットもあわせ持つことになる。
いきなりハンダゴテをあてると、被覆の樹脂が液化しジュクジュクとこまかい泡をだして沸騰してそこにハンダが流れていく。簡単だし、しあがりもいい。ほそくてアホ毛もない。
ところで、リードの色だが、不安があったので、自分でたしかめてみた。といってもそんな大層なことではない。イヤホンを耳につっこんで、リードの先に[抵抗値]に合わせたテスタのプローブをあてただけである。やはり赤が右だ。そのとき緑のほうをためしても、ほかの可能な組み合わせをすべて試しても、、左のイヤホンからはガリッどころかカリッとも音がしなかったのでイヤな予感はしたのだ。でもまあ、緑が左だろうということで、そのようにプラグにハンダ付けすることにした。いきなりハンダメッキのおかげで、前回のような二段階接続方式などしなくても直接ハンダ付けができる気がして、やってみたら、なるほど、できたできた。あの記述、おれにとってはものすごく有用度高いぜ。
で、イヤホンジャックにつっこんでためしてみると、、、やっぱり左が出ていない。
うーん、困った。
次にかんがえられるのは、あそこだ。前回、おれが、断線箇所をさがすために開腹してナカミまで切っちまったところ、イヤホンをなおす - 主夫の生活の写真の黒いビニルテープのところだ。
苦労してテープをはがし(道でひろったビニルテープで、なんかはがしたあと黒い[のり]がのこる)、見るとリードが3本しかない。緑がまったく見当たらない。切れて被覆の奥にひっこんでっちまったんだ。あのときハンダ付けにずいぶん苦労して、何回かやりなおして、けっこう短くなっちまってたからなあ。それが見えてくるまで被覆をめくっていったら、もうかなりプラグに近づいてきちゃったんで、ええい鬱陶しいわい、と、そこでブッチと切断して、プラグをそこにつけなおすことにしたのだった。
やはりハンダ付けはわりと簡単にできて、ためしてみたら、おお、ちゃんと左も音が出るわい。
ということで、リード線の色と極性も確定したのでした。

赤:右
緑:左
赤/緑と銅色:アース

でもちょっと左の音が小さい。これは前回もそうだった。前回はプラグとケーブルの接続部(前回も今回もハンダ付けした部分)に持つところをかぶせて被覆してから確認したので、てっきりそこで短絡がおきてリークしているのだと思っていた。今回はそこに持つところをかぶせて被覆するまえに確認したので、そこが原因じゃないことはたしかだ。リークは別のところでおきている。考えられるのは、べつの開腹箇所だ。ケーブルの左右にわかれた左側の開腹箇所を見てみると、リード線のほそいのが何本か切れていた。それでついでに、どっちが左のアースかということも確定した。どうでもいいことだけど。

赤/緑:左のアース
銅色:右のアース

見たところ緑のしか切れてないようだが、きっと赤/緑のも切れていて(その緑が切れてても左ホットの緑と区別つかないからね)、それらの断面が接触していたのだろう。なので、そこにも接着剤をながしこんで、いちおう絶縁らしきことをしてみた。ためしてみると、ちょっとはましになったような気がした。
やっぱりどうでもいいようなことだけど、今回極性関係でわかったことをまとめておきます。

極性 プラグでの位置
右ホット 中間
左ホット 先端
銅色 右アース 根元
赤/緑の二重螺旋 左アース 根元