「イスラームから考える」(師岡カリーマ・エルサムニー)★★★☆☆
- 作者: 師岡カリーマエルサムニー
- 出版社/メーカー: 白水社
- 発売日: 2008/04/01
- メディア: 単行本
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目次を書いておこう。そのうしろの小ぶりな字はおれのメモ。
- 悪の枢軸を笑い飛ばせ 「国民性」という偏見をネタにする
- 表現の自由という原理主義 何かというと「表現の自由」を理由に掲げる人びと
- 「いつアラブの死亡を宣告するのか」 パレスチナ問題のアラブ人メンタリティーに及ぼす影響と、それに対する2人の詩人(カッバーニーとサイード)の態度のちがい 過去の栄光がトラウマ
- 「ベールがなんだっていうの?」 ヒジャーブは宗教的帰属を示すものではなくただの民族衣装
- 懲りずにフランクフルト 自称「リベラル」にひそむ偏見
- 原理を無視する「原理主義」 それはクルアーンをしらない欧米マスコミがつけた呼称
- 青年よ、恋をせよ! イマーム(イスラームの宗教指導者)は言った。「恋は口下手を治し、鈍感な愚か者の眼を開き、清潔を促し、身だしなみを整えさせ、食習慣を改善し、活発へと駆り立て、才気を磨き、大志を抱かせる。」
- 翻訳を読むことの難しさ クルアーンをアラビア語で唱えないといけないのは、韻律の美しさゆえ
- 愛国心を育成するということ エジプトで何年も愛国教育を受たが、意味がなかった。文化を尊重することを教えるのではなく、文化のすばらしさのわかる感性と想像力と教養をはぐくむべき
- 私の9・11 なにかと苦労がたえません
- 対談 私たちが前提にしている現実はなにか(対 酒井啓子) アラブもイスラームもほかの世界と同じ、いろんな人がいていろんな考え方があります