ちゃんと自転車に乗る

きのうの話。
ちょっとまえ、甥っ子のH君がこのまえフルマラソンを完走し、今度はトライアスロンに出るからということで、どんな自転車を買うといいか相談を受けた。じゃあ、俺のロードレーサーをやってもいいよ、というと、そんならいちど乗らせて、ということになり、きのう真っ赤なBMW Z3でわが家にやってきたのである。
というわけで、久しぶりにレーサーパンツとサイクルジャージを身につけ、ちょっと気合の入ったサイクリングとなったのだ。旧東海道天白川までいって、そこから堤防沿いに海のほうへどこまでいけるかいってみようということで。
ところが、国道1号線にたどり着くまえにすでに名鉄の線路で行き止まりに。その向こうはまたいけそうだったので、そろそろと自転車を河川敷に下ろし、線路をくぐったらまた堤防の上に上げる。だが、しばらく行くとすぐに国道1号線で工事をしていて行き止まり。しかたなく、大回りしてしばらく川からはなれた道を南下し、その後ふたたび堤防に復帰。
そしてどんどんいくと、そのうち名古屋港のポートビルが見えてきた。
それでもどんどん走っていくと、まわりは巨大な倉庫や工場ばかりとなり、景色は完全に港湾部である。しばらく走ると、作業服のおっちゃんに「この先いってもダメだよ。高速道路しかないで。ここは島で、いまきた橋一本でつながっとるだけだで」とありがたいお言葉をいただいたが、「ぐるっと一周してくるわ」と先へ進む。
火力発電所のパイプ群の複雑なからみあいや、ジャンクションのインボリュート曲線が美しい。携帯電話を忘れてきて写真がとれないのが残念だった。
そして、関係者立ち入り禁止(といってもいっぱい釣り人が立ち入っているんだけど)の岸壁沿いに9号地(これはあとからわかったことだけど)の西半分をぐるっと回って帰ってきたのでした。海はやっぱりいいです。それに、わが家から海があんなに近いとはちっとも知りませんでした。